2008年9月29日月曜日

米議会 Bailout Plan 否決

Bailout Plan 否決

思わぬことが起った。 まさかこのような経済危機に政府が提案した経済救済策($700Bil. 不良債権買取法案)が議会で否決されるとは思はなかった。 私の常識などまったく通用しなかった。 この問題に関しては民主党も共和党も議員を拘束して投票しているわけではない。 投票結果 民主党(賛成140、反対65)共和党(賛成95、反対133) 総計205-228で否決された。

Bailout Planに賛成している議員は経済危機の救済が第一であるとの認識に立ち、反対している議員は巨額の救済資金を国民の税金でまかなうことが基本的に間違っているとの認識に立っている。 しかし現在の危機状態を認識しそれが自分の生活にどれほど深刻な影響があるのか、世界経済にどれほどの影響を及ぼすかが判っておれば法案の正当性よりも緊急性を優先するべきであった。 

アメリカの国民がいかに税金に対してSensitiveであるかを物語る一幕でありアメリカの議員さんたちがいかに選挙民を意識しているかの証拠でもある。

Wall Streetは失望売りで史上最大の下げ幅($777)を記録し国民に少なからず動揺を与えたようだ。 アメリカ国民はRisk Takingには慣れている。 投資に対するリスクもよく理解している。 過去に何度も大幅な市場の下落を経験しておりその際も一般国民は狼狽売りに追随していない。 昨日までは未曾有の金融危機といいながら人々は通常の暮らしをしており取り付け騒ぎも起きていない。 不思議なほど平常である。

明日からの各地の市場反応が注目されるが世界の市場を混乱させる発信もとでありながらその対策を否決するとは真に身勝手であり世界中から無責任との批判を浴びることになるだろう。

ブッシュ大統領と両党首脳部は法案再提出に向けて協議し議会と再交渉するはずだが米国市場のみならず各国市場への波及が心配だ。