2008年9月9日火曜日

シアトル旅行(1) シアトル市内

シアトル市内

ニューアーク(NJ)空港よりシアトル(WA)までは約6時間かかる。 時差が3時間あるのでNJを朝8時に出た飛行機はシアトルに午前11時前に着いた。 ホテルのチェックインは午後4時以降なのでそれまでにシアトル市内の観光をすることにした。
レンタカーで空港を出たらすぐに背の高い杉木立に囲まれた住宅街を通って高速に乗る。 他のアメリカの大都市空港と違って周辺は煩雑な感じはなく静かで空気がきれいなのでシアトルはきれいな町なのだろうと直感した。

20分ほど走ればシアトルのダウンタウンに入る。 シアトルのNo.1観光スポット、 パイクス・マーケットを見ることにした。 シアトルの町は海岸線に迫った丘と急斜面に町ができている。 サンフランシスコを凝縮して南北に伸ばしたと考えればよい。

パイクス・マーケットは海岸から道ひとつ隔てた急斜面に建てられた6階建ての元倉庫兼オフィスビル(自分の想像)で最上階がグランドレベル(上から数えれば地上1階)のFirst Ave.と Western Ave.の間に市場が並んでいる。 魚屋、果物屋、野菜、花屋、レストラン、雑貨にコーヒーショップなど(もちろんスター・バックスもある)なんでもある。 日曜の午後とあって観光客と地元の買物客で込み合いなかなか自由に歩けない。
これほどの人出があればお店も気合が入るというものだ。 魚屋では鮭など店頭にある大きな魚が売れるたびに売り子のお兄さんたち全員が囃子言葉(?)で大声を上げ魚をまるごと調理のために店内に放り投げる。 一種のパフォーマンスに違いないが活気があって楽しい。

(市場の通りで演奏するグループ、 軽やかなメロディが心地よく多くの観光客が立ち止まる)
昼過ぎになって時差の関係もあり随分お腹が減ってきたので軽くランチにすることにした。 マーケットのなかで列ができているレストランがあったので覗いてみるとトム・ハンクスと女主人が並んだ写真が飾って合ったので“Sleepless In Seattle”の撮影にでも使われたのかなと思いとりあえずここで食べることにした。 2階(海岸からすれば10階ぐらいの高さになる)の窓際に座り発着するフェリーや観光船、彼方のオリンピック半島を眺めながらのランチは素晴らしかった。 ただしこれは景色だけの話で注文した食事(私はClam Hash、ワイフはClam Chowderにサンドウィッチ)はまったく普通のアメリカン。 シアトルは食べ物がおいしいと聞いていただけに第一打席は空振りの三振に終わった。 (このレストランは日本の観光ブログにも出ていたがレストランの評価ほどあてにならないものはない。 今まで何度も失敗しているが知り合いのない土地ではどうしようもない。 レストラン探しは同年代で同じ趣向をもっている友人の紹介以外はあまり期待しないほうがよい) 
後日ダウンタウンのベトナム料理でランチをしたがここは大変おいしかった。 

ホテルはダウンタウンから10マイルほど離れたRedmondにあるResidence Inn、郊外のショッピング・モールに隣接したモーテル、キッチン付のエフィシェンシー・ルームで普通のホテルの部屋に比べてゆったりしておりBuffeでの朝食付き、 車で2-3分も走ればよいグロサリーもあり7泊滞在するには丁度よい広さと便利さである。 

ダウンタウンからホテルまで20分ほどのドライブだが湖を横切り丘を越え林を抜けるハイウェーは今まで訪れたことのある全米の大都市の中では見ることのできないきれいな景色だった。