2013年4月21日日曜日

麻生副総理・財務相のユーモア


 【ワシントン=香取直武】麻生副総理・財務相は19日、ワシントン市内で講演し、「私も戻ってきました」(アイ・アム・バック・トゥー)と、自らの復権を英語でアピールした。

 麻生氏は「日本の政治は『回転ドア』のようだという時は、安倍首相と私のことを指すが、いい面もある」と指摘。その上 で、「現政権には、元首相が2人、元党総裁が3人いる。ここ(復権できる点)はうらやましがってもらわねばならない。大統領制ではできないでしょう」と会 場を沸かせた。
(2013年4月20日21時43分  読売新聞)

麻生さんのこのユーモアのセンスはいままで日本のトップにはなかったことで現代の国際社会,政治の舞台では特に重要だ。

2013年4月20日土曜日

4学期制、早大導入・慶大検討…夏の留学後押し

4月21日の読売新聞によると
「学生の短期留学の機会を広げるため、学期の見直しを進める大学が増えている。
 海外の大学でサマースクールや学会が行われる6~8月を休みやすくし、学生の参加を促す狙い。文部科学省も授業の枠組みを定める大学設置基準を緩 和し、後押しする。すでに1年を4分割する「クオーター(4分の1)制」を早稲田大が一部で導入。慶応大などでも導入案が浮上している。
 日本の大学は大半が前期・後期の2学期制だが、クオーター制では各期をさらに2分割して4学期とする。授業の始まりが年4回になることで、留学機会の拡大につながると期待される。」
安倍政権の教育改革で大学も重い腰を上げていよいよ走り始めた。
大学が改革されるとそれにリードされて若い人々が目を開く。 ひいては社会の変革に繋がる。 企業も早い機会にこれに習って新規同時採用を止めて年中無休の随時採用に切り替えたらどうだろうか。

ボストン爆破テロ事件

ボストン爆破テロ事件

アメリカは世界に開かれた移民の国である。
多く移民に取ってアメリカは夢の国であり99.99%はアメリカに来られたことを幸運だと思っている。
しかし一部の人々はアメリカ社会になじめず疎外感を感じているのは確かであろう。 今回の爆破テロ事件の犯人はカザフスタン共和国チチェン地方から来た若い移民だった。
学校やコミュニティから阻害された人々のやり場のない孤独感, 失望感が彼らを自暴自棄追いやったと思われるがこんな人は何処の国,何処の町にもいる。 今の時代は素人でも爆弾が作れる情報があふれておりまたアメリカでは銃の入手が容易である。 日本ならまずこんな事件は起こらないだろう。 (そのかわり自殺が多いのか?)
ただアメリカはつい先日の上院で討議に討議を重ね妥協案を見いだし再提出したはずの銃規制法案がまたしても否決されてしまったように過剰な自己防衛思想が暴力を暗黙の上で肯定しているように見え規制を拒んでいるかのように思われる。

昨年12月のコネチカット州ニュータウンでの銃乱射事件の犯人も社会から隔絶され母親とも衝突の繰り返しで閉じこもりの末の犯行であり現代社会の陰の部分の悲劇である。
今回の事件は移民の国アメリカの陰の部分というよりも大きくは現代社会の病的な部分であると考えられる。 

2013年4月18日木曜日

TPP参加交渉スタート

日本の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加をカナダ、豪州、ニュージーランド(NZ)の3か国が19日に承認する見通しとなった。 日本は7月に予定されている交渉会合から合流する。
これは安倍内閣の最初の大きな功績である。 どんな分野に於いても最早ガラパゴス化は許されない。 農業だって日本には他国にない優秀な技術がありこれからの食料の供給の可能性と日本の食文化を考えればつぶれると考えるのはおかしく農業・食品産業は多いに競争できる。マイナス面だけ考えるのは終わりにしなければならない。 バイオを含めて技術的には先進的な地位にいる訳だから前進あるのみ。 グッドニュースだ。

2013年4月14日日曜日

マスターズの季節

自分の住んでいる地域・気候に関係なくマスターズ・トーナメントが始まり満開のツツジを見ていると春爛漫という気がする。 4大トーナメントの一つではあるがマスターズだけは特別な感じだ。 プレイヤーも観客(TVで見ている人も含めて)もカントリークラブもテレビ局&キャスターもスポンサーも一体となってこのトーナメントを盛り上げるのだ。 だから本当にゴルフの祭典, マスターズの楽しさがここにある。

今年は大会前から話題が多かった。 ブッシュ大統領時代の元国務長官,コンドリサ・ライス(黒人女性)がAugusta National CCのメンバーとして招聘された。 アメリカでもっとも保守的でExclusiveなカントリー・クラブも時代の流れでとうとう解放された。Augusta National CCはマスターズ・トーナメントだけにあるようなものでのメンバーでプレイする人は殆どいないそうだ。 メンバーシップは超有名人のステイタス・シンボルでマスターズ大会中の社交会入場券みたいなものである。
中国から来た14歳のアマチュア,Guan選手は予選を通過して話題となった。少年と初日から一緒に回ったのが1985&1995の優勝者ベン・クレンショウ。 ニックネームを<Gentle Ben>と云われるくらいだから大会本部も意識して組んだと思われる。 少年が予選を通過したのはベン・クレンショウのおかげとも云われている。 プロのプレイヤーはマスターズ出場することがまず夢なのだ。 この大会に出てくるプロは技術的には大差がない超一流のプロばかり。 必要なのはコース・マネージメントとタフな精神力。 少年は多くのことを学んだと思う。 
ゲームの方はいつものことながら最終日の後半にはドラマがある。今年はAngel Cabrera, Brendt Snedicker,  Jason Day,  Adam Scottとトップがホールが進むごとにめまぐるしく変わり一打一打が息をのむ緊張に包まれる。最終18番ホールのAdam Scott(終わりから2組目)の最終パットとAngel Cabrera(最終組)のアプローチ・ショットは執念の一打というべきパットとショットでっ両者とも9アンダーでプレイオフ。 プレイオフ2番目のホールでAngel Cabreraがバーディパットを1cm外し Adam Scottがバーディパットを入れて優勝。歴史に残る名勝負だった。 戦い終わった後の両者の顔には満足感にあふれた笑みがあった。