2013年3月31日日曜日

南海トラフ地震の被害額

東日本大震災のあと日本は地震防災対策に熱心だ。
30年以内にそれ以上の南海トラフ 地震が起きるというから大災害に備えるのは当然だと思う。
読売新聞によれば「同地震による住宅倒壊などの直接的被害額は、最悪の事態には及ばない「基本のケース」でも97・6兆円と、2013年度予算案の一般会計総額92・ 6兆円を上回り、東日本大震災(約16・9兆円)の5・8倍となる。復興費が、5年間で25兆円という東日本大震災の規模を大きく上回るのは確実だ。」
朝日新聞によると被害総額は220兆円に及ぶという。
しかし千年か何年に一度の想像を絶する大災害の金額を想定して何になるのかと思う。
損害保険会社の手助けをしているようなもので100兆円であろうが200兆円であろうが計算する意味がなくとにかく大災害に備える手だてを速やかにすることが大事。
イザというときに政府や地方自治体,また個人が自由に速やかに行動する意思と実行力を養成しておくことが先決だ。

桜 Univ. of Washington

今朝10時頃にUniversity of Washingtonに桜を見に行きました。
桜はちょうど満開で大勢の人が朝早くから来ていました。
桜もきれいだったけどUniversity of WashingtonのCampusのきれいなこと,広いこと,
Lake Washington 越しに見える雪山(Mt Rainier & Cascade Mtns)の美しさには
感動しました。






2013年3月10日日曜日

芸術とは?

島根県奥出雲町のダビデ像とビーナス像には驚いた。山あいの田んぼに西欧の巨像(模造品)が立っているのは違和感をとおり越して嫌悪感さえ感じる。 パンツやふんどし,ジーンズを履かせろと云う論争もまた別の次元で恥ずかしい。海外メディアにも取り上げられ反響が寄せられているという。
 井上勝博町長は戸惑いながらも「数億円の広告費を投じたのと同じぐらい、町のPRになった」と、芸術を通じた町おこし(?)を思案し始めていると?
「この町,この町長はこの程度の教養です」と逆PRしていることに気がつかない。
この町長 歴史や芸術 をなんと考えているのだろう。 

2013年3月6日水曜日

ARGO

今年のアカデミー賞受賞作品「ARGO」を見に行った。
ウソのような本当の話で1979年イラン革命のときにアメリカ大使館が群衆に襲われカナダ大使館に逃げ込んだ6人のアメリカ大使館員を一人のCIA工作員がハリウッドとカナダ政府の協力を得て救出する話。 ストリーの展開自体には面白さはないにもかかわらずハリウッドの手にかかればこんなに面白い緊張した映画になる。 
CIAが資金を出し大物プロデューサーと脚本家があたかも本物の映画製作を始めるように協力するところがアメリカらしい。主人公の工作員が土壇場でカーター大統領の作戦中止命令を受けても独断で敢行するところが映画としての山場である。 実際に救出作戦に失敗したカーター大統領がこけにされている感がある。
事件から25年間はアメリカとイランの国際的な緊張が続いているので秘密にされていた。
監督・主演のベン・アフレックが顔で演技する。 この映画の魅力の大半が彼の魅力である。 始めにジョージ・クルーニー(プロデューサー)が映画製作権を買いベン・アフレックが彼に頼んで監督したというのも面白い。
アメリカとカナダは親しい従兄弟同士のような感じがする。 日本政府も日本人もとてもマネは出来ないし協力してくれる国はないだろう。
CIAと家庭を持つ工作員はもとよりハリウッドの制作者もテヘラン駐在カナダ大使も現地雇用のイラン人女性も身を賭しての決断が危機脱出と救出成功に繋がる。 実話だけに説得力がある。
主人公の実在CIA工作員トニー・メンデス氏は引退してメリーランド州の片田舎に住んでいるという。
アメリカのアメリカ人によるアメリカ人のためのヒーロー映画。