2011年9月23日金曜日

トマトの収穫

トマトを植えたのは6月の始めだったと思う。 Farmers MarketsでSun GoldというCherry Tomatoの一種とSturiceといる大型トマトの2種類を買って裏庭の花壇に植えた。 説明書によると45日から60日で収穫できると書いてあったので7月中旬から8月始めには食べられると楽しみにしていた。 ところが一ヶ月たってもわずかに伸びただけで一向に生育しない。
少し遅れて植えたキュウリも同じで生育しないばかりか4本のうち3本は葉っぱが黄色くなって萎えてしまった。 葉に穴があいていたので虫に食べられた可能性もある。 
原因はいろいろ考えられるが  1.一般的に今年は冷夏と云われており7月半ばでも肌寒い。 特に我家は海からの冷気で一日中寒い。 2.庭の南側に40-50mある巨木が7-8本あり日照時間を短くしている。 3.花壇といえども形ばかりで充分な土が入っておらずガーデニングとしては不十分である。  こんな様子では収穫は無理ではないかと半分あきらめていた。 
8月半ばになってようやく気温が上昇し始めトマトの苗も成長しはじめ花が咲き暫くして小さな青い実をつけた。それでも食べるにはまだまだだ。
9月始めにミニトマトのほうが色づきオレンジ色になった。 Sun Goldの方は普通のトマトのように赤くならないので”決心”して収穫したら思いのほか甘かった。 トマトというよりまるで果物のようだ。 一方Sturiceのほうは9月半ばでも青いまま。 でも9月の21日から23日にかけて盛夏が突然やってきたかのように暑くなった。 市内では27-28度まで気温が上がったと思う。我家はいつもそれより2-5度低いがそれでも25度近くまで気温が上がったと思う。 同時に今まで青かったSturiceも急に赤くなり食べごろになった。 Sun Goldに比べれば甘さは落ちるが充分美味しい。もぎ取りを食べられるのが格別である。 とにかく3ヶ月かかったトマトが食べられてうれしい。
引越してから1年2ヶ月になり身体は慣れてきたけれど季節感覚はまだまだずれたままである。

2011年9月15日木曜日

野田内閣

9月2日野田新内閣が発足した。 民主党、民主党を問わず自民党・小泉内閣以来新政権ができる度に大いに期待していたがいずれも期待はずれに終わり自分の現実認識の甘さをあらためて思い知らされている。 したがって今回野田新政権が発足してもすぐに期待もコメントも控えることにしていた。 
2週間経ったいま少しは野田首相と政権の性格が見えてきたように思う。
まず組閣は党内のバランスを考えた派閥均衡人事。 今の民主党の内部事情からして党内でまとまらなければ全てが前に進まないのでこれは当然だろう。 首相は小沢派の興石氏を幹事長に据えたことで小沢派と参院を取り込んだことになる。 首相の陰謀遠慮というべきか、絶妙の人事だと思う。 
野田首相の声と言葉は90点。 今までの首相の中ではNo.1 声は通り発言はスムーズ、言葉は多すぎもせず少なすぎもせず論理明快。 余計なことは言わずに彼の云いたいことは充分伝わってくる。 毎日駅前で演説していたそうだから演説には慣れているのだろう。 政治家は自分の考えを自分の声で直接国民に訴え理解してもらうのが政治の基本。 普段から言葉だけでなく政治を深く考えていたのだと思う。 それが現れているように思うのだが私の見通しがはずれないことを祈るばかりだ。 頑張れ野田さん!!!

2011年9月11日日曜日

震災以降6ヶ月の報道

私はインターネットで毎日朝夕NHKラジオニュースを聴いている。 だから日本の出来事はほぼキャッチアップしているつもりだ。 しかしこのところいささかうんざりしているのは震災以降6ヶ月もたっているにも関わらず震災・原発関連のニュースが大半を占めている。 
今回の地震、津波、原発事故が1000年に一度の大災害であったとしても世の中の動きはそれだけではないはずだ。 被災地のことを思い協力する事は当然のことであって日本全体がそこばかりを注視すればバランスを欠いて成長を妨げるかもしれない。 できる限り平常に戻り幅広くポジティブな報道に切り替えてほしいものだ。

2011年9月8日木曜日

裏庭のへこみ(Swale/Ditch)

裏庭のへこみ

昨年7月この家を買うときに裏庭に深さ30cm、幅2mx3mほどの窪みがあるのは知っていたが殆ど気にしなかった。 しかし今年7月にDave (この家を照会してくれた不動産屋さん)がやってきた時「裏庭の凹みが大きくなったのでは?」と聴かれてから急に気になり彼が昨年とってくれた写真と比較してみると確かに大きくなっている。 目印を付けておいて一ヶ月経つとさらに大きくなってきているのがわかった。 
フロリダでよくあるSink Holeであっては大変だと先日デッキを直してくれた建築業者に調査を頼んだらすぐ専門家を連れてきた。 彼によると大木の根っこの跡にが腐った跡だそうだ。 家を建てた際庭の大木(米松ーDouglas Fir)を切り倒したが根っこまで充分取り除いていなかったために長年の間に根が腐り地面が沈下したものだという。 Sink Holeでなくてよかったがとにかく埋めてもらうことにした。
数日後にダンプトラックで土をもってきて裏庭のへこみを埋め機会でコンパクト。期待以上にしっかりとスムーズな庭になった。 あとは芝生ヲ植えるだけだが面積が広いので芝を買うことにした。 2ft x 4ft を20枚 運賃込みで$170.00だった。少し高いがすぐに芝生で埋め尽くせるので即席で青い庭が出来上がる。
 
庭のへこみ
土で埋めた後



芝生を貼った

デッキの補修

家を買う契約をしてからInspectionに入る。 もしInspectionで重大な欠陥が見つかればキャンセルできるし補修を売手に要求することができる。 もし売手が拒否すれば正式な契約に至らない。 昨年の7月に家を買いInspection した際に裏庭のデッキの床の一部が腐っており補修が必要といわれたが家自体がとても素晴らしかったのととりあえず危険はないのでそのままの状態でクレームもせず受け入れた。
これと屋根のシングル(杉板のかわら)が気になっていたが大工仕事とペンキの塗り直しは乾季(6月半ばから9月半ばまで)でないとできないので今夏まで持ち越しになっていた。 
さて見積もりをとったら最低は床だけの補修とペンキの塗り直しで$460+Tax、最高は床と手すりの補修、床の柱の補強も含めて全部で$2,600+Tax あまりの違いに判断がむずかしかった。見積もりに来た時の見積もりの仕方が後者が工事の詳細を説明、広さを実測してしかも私が気づかなかった床柱の補強まで指摘してくれたので仕事の内容が信用できると思って後者を選んだ。 一旦補修するからには5年はもってくれないと困ると注文をつけておいた。
費用は高くついたが結果はアメリカの職人としては最高の仕事ぶりであった。 一旦やった仕事(私はOKを出したが)をManagerが認めずやり直して倍以上の時間と材料費がかかっている。 しかし追加は一切請求なし。 この誠実さはアメリカでは稀有のことだ。 
このContractorはBravo Construction というローカルの事業者だがManager やEmployeeと顔見知りになり気心が知れたのでこれから家の改築、補修工事はここに頼むことになるだろう。 何しろ安心は金銭に変えがたい。
とにかくアメリカでのこの手の仕事はいい加減で納期は守らず結果として非常に高くつくことが多くある。他人に紹介してもらっても保証はない。 値段だけ見て安いものを選択すれば失望する可能性が多いだろう。   

2011年9月5日月曜日

iPadの講習

iPadの操作は簡単でも多くのApp.を使いこなすには慣れと時間が必要。それに判らないことも多くマニュアルを飛んでいてはなかなか前に進まないのでAppleの講習を受けることにした。 講習はApple Storeで商品ディスプレイ・テーブルに座って8-10名程度で店員さんの実演にしたがって自分もトライしてみる。 いたって簡単だがフォローできない人も多くてその都度質問したり実際に画面で操作を手伝ってもらったりして進むがこれがOn The Spotで復習しているようなものでよく覚えられる。判らないことは誰にでも共通しているようで他人の質問が私の質問でもある。
集まった人の全員10名が50歳以上(と思われる)年配の人ばかり。 私は70歳だが私より上と思える人が3人ほどいた。 私以外は全員iPhoneを持っている。 
Apple は操作が簡単はで速い、しかもクリアーと云うことは年寄り向きでもあるのだ。 Appleのビジネスの快進撃はこの辺にもある。

2011年9月1日木曜日

Apple/iPad

8月で70歳になった。 子供たちの家族からHappy Birthdayの電話をもらってうれしかったがそのえうに今人気のApple/iPadをプレゼントとしてもらった。裏には”Happy 70th From XXX....."と2家族7名の名前がプリントしてあった。 私のラップトップが古くなって故障がちなのを知ってのプレゼントであった。 
今までApple StoreでiPadを見たり触ったりしてみたことはあるものの実際に手にとって操作したのは始めてのことである。 スタートアップのスピード、画面変換の速さ、画面の美しさには目を見張る。 初日は使いこなせずに戸惑ったが慣れればそのよさが判って来た。速い、簡単、鮮明、つまり徹底したUser Friendlyなのである。 これは実際に使ってみなければ判らない。 人気の秘密はここにある。 Apple Storeは子供から年配者まで幅広い客でいつも賑わっている理由がわかった。
今までIT, PCはすべからく開発者、制作者サイドのルールで動いていた感じがある。 Appleは言葉も技術もわからないUserが「見て判り、タッチして動かせる」簡単操作を追求してUserを仲間に取り込んだと思われる。 Appleの精神、Steve Jobbsの開発思想を垣間見た気がした。