2011年5月20日金曜日

Mountain Beaver (2)

屋根に覆いかぶさろうとしていた米松(ダグラス・ファー)の枝を数本切ることにした。
Tree Trimerが木に上るために根元のブッシュを刈り込んだら斜面はすっきりしたが土石が大量に流れているのを見えた。 始めは先日Plum Treeを植え替えた際に植木業者が地面を掘り起こした時にできた土砂を斜面に流したものと思っていたが斜面の下方に降りてみると40-50cmぐらいの穴があいている。 しかも15mほどの間に5個もあるではないか。先日となりのジャックにビーバーの穴があることは聴いたが大きな石も含めてこんなに大量の土石を掘り起こし放出するとは思わなかった。
早速インターネットでビーバーの駆逐方法を調べたら下記の方法が記載されていた。
・新聞紙にアンモニアを含ませ詰め込む。
・カーペットを丸めて詰め込む。
・ネコのウンチをつける。
・嫌がらせをする(?)
・捕獲する。
捕獲するのが最も確実な対策のようだがあとが面倒なのでとりあえず新聞紙にアンモニアを含ませカーペットの切れ端でまいて詰め込むことにした。 カーペットを詰め込みその上に石を詰め土で固めた。 2日後に反撃にあい詰め込んだ土石は倍返しで完全に斜面に放り投げられていた。 カーペットの上に大きな石を詰めたところは出てこなかった。
後日大石でつめてみることにした。 しかし捕獲以外にはあまり有効ではなさそうである。

穴の周りにカムフラージュのために小枝でカバーする。


穴の入り口にはビーバーが鋭い歯で噛み切った小枝が散乱するのでビーバーの穴であることが判る。

ビーバーは草木が生い茂った急斜面に穴を掘る。


ビーバーは体長30-40cmぐらいでそれほど大きくはないが掘ったトンネルの長さは15mにはなるそうでしかも土中ではあちこち繋がっているらしい。 だから入り口の大きさに比べておびただしい量の土石を排出するので地面が凹み斜面がぐずれ落ちる危険性がある。



2011年5月19日木曜日

オバマ大統領の中東政策

古くて新しきはアメリカの中東政策である。 5月16日オバマ大統領は新中東政策の演説を試みた。 歴代の大統領が中東和平を模索して幾度となくイスラエルとパレスチナの首脳を招集し合意を試みた。 いずれも最終的には目的を果たせずに任期を終わってしまった。 なぜこれほどまでに大統領が中東和平に注力するかといえば中東和平が大いにアメリカの国益に結びつくからである。 中東=産油国でこの地域の不安定は世界の石油供給に重大な影響を及ぼす。 アメリカ経済と世界経済に大いなるインパクトを与えることは明白だ。 またアメリカはイスラエルの以来建国莫大な援助でこの国を支えている。 アメリカはイラク&アフガニスタンの戦争で巨額の財政赤字に陥ってしまった。 これ以上財政赤字を増やすわけには行かない。 これを立て直すには戦争を止め巨額の出費を止めなければならない。
オバマ大統領は中東和平が一筋縄ではいかないことは百も承知であるが今がチャンスだと見た。 チュニジアやエジプトで民主革命が起った。 今まででは考えられない情勢変化である。 しかも中東全体で対決しているアルカイダの首領、オサマ・ビン・ラディンを殺害し中東の敵対勢力を弱体化に成功した。
オバマの提案はクリントン大統領が提案したのと同じ1967年合意に基ずく国境制定を目指すものである。 しかし翌日のイスラエル・ネタニヤフ首相との会談では即座にネタニヤフの拒否に会い何の進展も見られなかった。 しかしこれもオバマ大統領は折込済みである。
オバマは当事者同士(イスラエル&パレスチナ)の話し合いが重要といいながら外堀を埋めることから始めようとしている。 パレスチナ・ハマスをサポートしているイラン・シリアを巻き込まずにこの問題を解決できるわけがないからだ。
オバマの戦略は人気取りや選挙目当てなどではない。 オバマの目標はアメリカの建直しなのだ。 そのためには教育投資や産業の活性化がひつようだが基本は財政が健全でなければならない。 何としても戦争をやめる。 その延長で世界が平和でなければならないのだ。 オバマは再選を確信し尚自分の任期のあとにアメリカが再生することを見据えているように見える。

2011年5月17日火曜日

Mountain Beaver (1)



5月になると人の動きも活発になるが動物も同じである。 いやそれ以上かもしれない。 5月の初旬少し暖かい日差しがさしていた午後、裏庭の影になにやら動くものを見た。 ネズミにしては大きすぎ動きも遅い。 さてお隣を荒らしていたモグラに違いないと思いインターネットで調べたら同じ顔立ちで前足が大きいように思ったので疑いもなくモグラだと確信した。

3日後にはデッキの下をヨチヨチ歩くのをはっきり見た。 また今日は庭の隅の草を食んで谷へ下るブッシュの中に姿を消した。 40cm程の大きさで予想していたモグラよりはるかに大きかった。

隣のジャックと会ったのでうちにモグラが居ることを話したら首をかしげて「モグラはめったと姿を見せないので殆どの人はみたことがない」という。 40cmほどの大きさだといったらそれはMountsain Beaverだといった。 彼は家の庭にやってきてブッシュの斜面に穴があるはずといってチェックしたらやはり2つも大きな穴があった。彼は20年以上ここに住んでいるし自分の庭に現れたビーバーを大型のネズミ捕りで捕獲しているからまず間違いはないだろう。
直径40-50cmもある穴をあちこち掘られては家の庭が崩れてしまう。

早速対策を講じなければならない。

2011年5月13日金曜日

借景の値打ち







自分の庭がきれいでも自分が家の中から見る事ができるのはごく一部で全体を見るのは近所の人か通りすがりのひとである。 我家のリビングやキッチンからは我家の庭以上に両隣の庭が見える。 隣との間に塀はあっても目線よりかなり下にあるので両隣の裏庭を眺めるにはまったく邪魔にならない。 先方にしても同じ事で庭をきれいにしておくのはお互いさまだ。 東隣りは花を育てるのが好きなおじいさん。 西隣りはよく手入れされた芝生で家のそばに大きなライラックの樹があり今藤色の花が満開。 庭だけでなく住人もとても良い人。 うちの借景、隣人は値千金。 いやPriceless!

2011年5月10日火曜日

やっぱり穴があいていた

福島第一原発の原子炉は燃料がメルトダウンし中央の容器に穴が開きそこから大量の放射線漏れがおきていた。 地震・津波後2-3日の間にこの事故が起きていたにもかかわらず2ヶ月以上も経ってから東電・原子力保安院が確認したものだ。
事故当初からアメリカの原子力専門家はメルトダウンを指摘していた。 事故発生直後は不明な点があったとしてもかかる重大な災害にたいしては最悪のケースを想定して対処すべきものであるが東電はつねに希望的楽観サイドに意識して固執していたように思えてならない。 東電は電力供給を事業とする半ば公共事業的な会社である。 経営トップはどことなく官僚臭のする事なかれ主義体質。 今まで大きな事故、大きな経営上の危機に面したことがなかった会社ではないか。 
原子炉の設計、安全性について万全ではなかったという批判があるにせよ今回の地震は世界でも類を見ない史上最悪の事故である。 まさに政府も会社も国民も想定外の大事件である。 想定外の状況を考慮して事業を起こすものはいない。 原子炉が万全でなかったという非難は意味がない。
問題は事故後の対処の仕方である。 東電は問題追求の仕方が甘い。 たとえば海水の放射能汚染は原子炉の水漏れであり原子炉・建屋に亀裂があるから流出している。 素人でも判りそうな事態にどうして重いがめぐらないのか不思議である。 これに対処するのは原子力るの知識ではなく土木建築の知識である。 経営上部に専門的知識と実行力のある幹部がいないので行動がとれない。
政府も同様制度的議論ばかりで災害時に率先して行動するリーダーがいない。 今必要なのは迅速な行動力である。

2011年5月8日日曜日

Outdoorの季節

5月に入れば少々寒くとも木樹はいっせいに芽を吹きすぐに花が咲く。 東部や南部では3月から5月にかけて早咲きから遅咲きまで時間を追って花がひらくがここでは花の時期がよく判らない。 しかも気温が低いので咲いた花が長持ちする。 
5月始めからNursaryやHardware Storeに花や木樹、野菜の苗が売りに出されショッピングのために一気に人出が多くなる。 ここはガーデニングに適した気候かまたは愛好者が多いのか道具や肥料がところ狭しと並ぶ。 最近は肥料や殺虫剤も細分化されて種類が多くしかもオーガニック志向が重なって何を買っていいのか迷ってしまう。
ガーデニング初心者の初年度なので何かにつけて商店の人に聴くかTVのガーデニング番組を参考にする。 今年はとりあえずハンギングバスケットに花を植え菜園にはトマトを植えることにした。 トマトは5種類ほど出ていたが寒冷地に強いStupice(Cherry Tomato)とTVのCisco Morrisが薦めるSungoldを買った。 品種改良で多くの実をつけるようになったためしっかりした支柱が必要とのことで昨年来ため込んでいた切枝が役立った。65日から75日で収穫できるそうだから7月から8月にかけて食べられそうだ。

2011年5月6日金曜日

Unexpected Flowers



昨年の夏、今の家に入った時は表のドライブウエーの傍には雑草以外何もなく周りの青々と繁った樹の緑に比べてまことに愛想のない地面であった。

そこで春先に鑑賞できるもっともポピュラーな花、水仙を昨年秋に植えた。 今年は春が寒かったせいか芽が出るのが遅れたが同じ時期にすこし太めの芽が沢山顔をだし始めた。 これがチューリップだと判るには暫く時間がかかった。 瞬く間に2m x 4mほどの小さなスペースに100本ほどになった。 ラッシュアワーの満員電車なみである。

知っておれば水仙は他の場所に植えたのにと思ったが植え替えは不可能。

水仙とチューリップの競演もまた楽しい。