9月2日野田新内閣が発足した。 民主党、民主党を問わず自民党・小泉内閣以来新政権ができる度に大いに期待していたがいずれも期待はずれに終わり自分の現実認識の甘さをあらためて思い知らされている。 したがって今回野田新政権が発足してもすぐに期待もコメントも控えることにしていた。
2週間経ったいま少しは野田首相と政権の性格が見えてきたように思う。
まず組閣は党内のバランスを考えた派閥均衡人事。 今の民主党の内部事情からして党内でまとまらなければ全てが前に進まないのでこれは当然だろう。 首相は小沢派の興石氏を幹事長に据えたことで小沢派と参院を取り込んだことになる。 首相の陰謀遠慮というべきか、絶妙の人事だと思う。
野田首相の声と言葉は90点。 今までの首相の中ではNo.1 声は通り発言はスムーズ、言葉は多すぎもせず少なすぎもせず論理明快。 余計なことは言わずに彼の云いたいことは充分伝わってくる。 毎日駅前で演説していたそうだから演説には慣れているのだろう。 政治家は自分の考えを自分の声で直接国民に訴え理解してもらうのが政治の基本。 普段から言葉だけでなく政治を深く考えていたのだと思う。 それが現れているように思うのだが私の見通しがはずれないことを祈るばかりだ。 頑張れ野田さん!!!