2013年4月20日土曜日

ボストン爆破テロ事件

ボストン爆破テロ事件

アメリカは世界に開かれた移民の国である。
多く移民に取ってアメリカは夢の国であり99.99%はアメリカに来られたことを幸運だと思っている。
しかし一部の人々はアメリカ社会になじめず疎外感を感じているのは確かであろう。 今回の爆破テロ事件の犯人はカザフスタン共和国チチェン地方から来た若い移民だった。
学校やコミュニティから阻害された人々のやり場のない孤独感, 失望感が彼らを自暴自棄追いやったと思われるがこんな人は何処の国,何処の町にもいる。 今の時代は素人でも爆弾が作れる情報があふれておりまたアメリカでは銃の入手が容易である。 日本ならまずこんな事件は起こらないだろう。 (そのかわり自殺が多いのか?)
ただアメリカはつい先日の上院で討議に討議を重ね妥協案を見いだし再提出したはずの銃規制法案がまたしても否決されてしまったように過剰な自己防衛思想が暴力を暗黙の上で肯定しているように見え規制を拒んでいるかのように思われる。

昨年12月のコネチカット州ニュータウンでの銃乱射事件の犯人も社会から隔絶され母親とも衝突の繰り返しで閉じこもりの末の犯行であり現代社会の陰の部分の悲劇である。
今回の事件は移民の国アメリカの陰の部分というよりも大きくは現代社会の病的な部分であると考えられる。