N.Cascade国立公園
4日目はNorth Cascade National Parkを訪ねることにした。 カスケード山脈の北にある山と氷河と湖の国立公園である。 シアトルからは5号線-20号線-53号線-2号線と回るループの観光ルートがあるが500マイル(全長約800キロ)あるので一日ではとても回れない。 本当は北の20号線が国立公園の中心でここを回るつもりだったがワイフが南側の2号線にあるドイツ村に行ってみようと言うのでルートの南を走ったら景色はきれいが氷河や湖はなかった。 お目当てのドイツ村はドイツの移民が村興しのために観光用として作った町で単なるドイツ風の建物の並んでいるだけ。 色あせた絵はがきを見るようでまったくがっかりした。 いまさら北ルートに回るわけに行かず少し東に進んでカスケード山脈の東側に出た。 西側は太平洋からもたらされる大量の湿気を含んだ重たい空気がカスケード山脈に当たって大量の雨をもたらし針葉樹のレインフォレストを育んでいる。 山を越えると一転して大きいな木や密な林は見られず山肌は枯草色となって景色が急変する。 カリフォルニア・サンノゼ近郊の景色に似ている。 川沿いの低地にはいたるところにリンゴ園があり収穫に入っていた。 そういえばワシントン州はアメリカ一のリンゴの産地である。 日本のリンゴもアメリカ人がここのリンゴを持ち込んで栽培したのがきっかけと聴いている。 アメリカのリンゴは種類が多いが主流は日本のフジに切り替わりつつありリンゴにかかわる日米交流は面白い話だ。
帰りはボストンからシアトルに至る大動脈Hwy-90を走ってシアトルにもどった。 シアトルに入ってからまだ随分時間があったのでLake Sammamish 湖畔の住宅街を走りながらホテルにかえった。 空振り三振、盗塁失敗、無得点に終わったような一日だった。 ああもったいない時間を過ごしてしまった。 後悔しても始まらないが自分で作った観光メモを前日シアトルのレストランに忘れてきて出発前に十分に観光情報を把握していなかったこととが直接の原因。 それならそれで出発まえに再度情報を集めるべきでした。