2008年9月16日火曜日

シアトル旅行(5) 総括

シアトル旅行(5) 総括

旅行から帰ってきてから1週間になるがまだ余韻に浸っている。 今までの旅行は100%観光またはリゾートでの休暇だったが今回はシアトルに行って気に入れば将来引越しようという下調べのつもりがあったのでかなり真剣に住宅街やタウンハウスも見た。 
空気がきれいで緑が多くエレガントな都市というのがシアトルの印象だった。 シアトルの町はアラスカ方面から日本、朝鮮、中国などのアジア諸国の交易で栄えた港町だ。 観光の中心は海岸からすぐはじまる急斜面にひな壇に並べるようにビルが立ち並んでいる旧商館や倉庫を活性化したPikes Marketだ。 そこから丘の頂上までがいわゆるダウンタウンで
他の大都市と同じように高層のオフィスビルが立ち並び中心街はNYとまったく変わらない。
違うのはNYほど人が多くないことだ。 

海岸の丘の上から数マイル東には南北35kmもある大きな湖 Lake Washingtonがあり丘陵地から湖畔にかけての傾斜地はシアトルの高級住宅街、家格も価格もNY周辺とほぼ同じ。 地方だからといって安くてよい家を探そうと思うと当て外れになるだろう。
何しろここ数年シアトルは不動産のブーミングタウンだそうだ。 アメリカ全般に不動産不況が景気の下降に拍車をかけている中でシアトルの不動産価格は高止まり。 まだ投資の価値はあるといわれている。 ダウンタウンはすでに飽和状態にあるので副都心ともいえるBellevueの新都心ではあちこちに建設中の高層オフィスビルと高層タウンハウスが見られ郊外でもオフィスビル、タウンハウス、一戸建住宅の建設ブームだ。 マイクロソフトを代表格とするソフト、IT業界が不況知らずということもあろうが目に見える範囲ではちょっと行き過ぎのような感じがする。

シアトルはどこに行っても起伏が多い。 スロープにできた都会は内からも外からも景色がいい。 晴れた日にはどこからでも雪を頂いたMt.Rainierが富士山よりも大きく見える。まして海と湖に挟まれいたるところに針葉樹の林があるシアトルの街は目で見る限り全米で一番美しい街といってもよいだろう。   

一番初めに定着したのがスカンディナビアンであったそうだが景色と気候からして納得する。(行ったことはないけれど) NYは人種のるつぼで世界のあらゆるエスニックが集まっているにもかかわらずまったく気にならないのだがシアトルは一定の人種があまりにも目だって特異感じがする。 まず目立つのがインド人。マイクロソフトを中心とするソフト業界が多いからかソフト関係の技術者と思しきインド人とその家族が圧倒的に目立つ。 
次がラテンアメリカからの移民。 郊外に出れば野菜畑か花畑、カスケードの東に出ればりんご畑、農産物の収穫は人手がなければ不可能である。ここで農作業をするのはほとんどラテンアメリカから来た人々だ。 NJでもそうだがガーデナー(庭掃除、芝刈り)もラテンアメリカのひとである。 
中国人は昔からバンククーバー(カナダ)、サンフランシスコ、ロスアンジェルスなど西岸各地に住み着いて商いを営んでいた。 シアトルも中国人の歴史は長くチャイナタウンもある。 Pikes Market内の店でもよく見かけるが商店の多くが中国人によって経営されている。 

私たちが訪ねた時は観光シーズンも終わりの9月初めだったがとても天気がよかった。 シアトルは7月から9月にかけて殆ど雨が降らず平均最高気温も25度、最低平均気温が13度。 日本の4月か10月から11月にかけての気温だろう。1週間だけではすべてを判断することは出来ないし特に冬場の冷たい雨が続く雨期に来てみればまったく印象が変わるかも知れない。 (総雨量はNYやボストンよりも少ないらしいが曇りで霧雨似たいな日が多いという。年間120日は曇りで10月から4月に固まるから秋から冬場にかけてはほぼ毎日曇りか雨ということか) それでもまた来てみよう、機会があったら住んでみようと思わせる土地である。