2008年9月13日土曜日

シアトル旅行(3) オリンピック国立公園

オリンピック国立公園

オリンピック国立公園はプジョー海峡を挟んでシアトルの対岸のオリンピック半島の中にある。 フェリーで渡るのが最も時間が短くて便利な方法だ。 ちなみに料金は車と運転手込みで$12.50 運転手を除く乗客1人$7:50 二人で$20:00だから安いと思う。 それに初めての乗船であればシアトル湾内の観光クルーズを兼ねたようなもので結構楽しめる。



オリンピック国立公園は太平洋に面した幅100マイルほどの半島だが中央部の山岳地帯に万年雪を頂いた山々がそそり立っている。海岸では泳いでいる人がいるのにすぐ傍の山が夏でも雪がかぶっているのはちょっと想像できない景色である。 Kingstonから1時間ほどドライブしPort Angelsからビジターセンターに立ち寄って国立公園に入ることにした。 しかし入口に工事のため40分遅れがでると表示されていたので危惧していたがひっきりなしに行き交うダンプトラックの後を走っていては面白くない。まして往復80分の遅れが出れば予定が狂うので10分ほど走って途中でUターンして別のところに行くことにした。 
そこからまた東に1時間走ってクリスタル・レイクという氷河湖に到着。 周辺をドライブしてからまた国立公園内の山に入る道があった。 ゲートには係員はおらず中腹のロッジにて料金を徴収するという表示があった。 とりあえずそこまでドライブするつもりで走ったが行けども行けども森の中、 ところどころにトレッカーがクロスする道路標識がある。 ここもまたMt. Rainierと同様トレッキングしなければ本当の自然は体験できないのかもしれないと自分に言い聞かせてまたもや途中で引き返した。 結局海岸線を走りに走ってPort Towngentからフェリーで北周りでシアトルにかえった。  

このドライブには納得が行かなかったので2日後にKingstonにわたり今度はゆっくり南に下ってオリンピック半島東側を楽しむことにした。 入り組んだ海岸線の小さな町は美しく静かで日常生活とリゾートが共存するようなリラックスした雰囲気が漂う。 「この家はよい」「あの家は悪い」と入江に沿った細い道を車で走りながらまるで家探しに来たように家やタウンハウスを物色して回った。 シアトル近郊の売家は家の前のポストに取り付けた透明なボックスの中に売り情報を記載した写真付のチラシが入れてあるので1枚もらえばすべてがわかる。 このシステムは家探しに来た人にはとても便利だ。 オリンピック半島や湾内に点在する小さな町は日常生活には不便なようでも1時間に1-2本フェリーがありそれほど不便ではない。 住環境としては申し分なくしかもシアトルまでフェリーの待ち時間も入れて1時間以内で行けるとなれば市内に住むよりここに住むことを選択する人があってもおかしくない。 まして海や山の好きなリタイアーした人間にとっては理想の土地かも知れないと思った。 

帰りはBainbridge Islandからシアトル行きのフェリー二乗ったが快晴で海から見るシアトルダウンタウンの景色が一段ときれいにみえた。