2012年1月1日日曜日

期待できる野田首相ー年頭所感

2012年は政治も経済も期待できるとし年になりそうです。

理由は野田首相が年末の民主党議員総会で社会保障と税一体改革の推進に関して反対意見が多いにも拘わらず党内をまとめ来年法案を提出するめどをつけたこと。 
また野田首相は1日付で年頭所感を発表し、社会保障・税一体改革について、「財政規律を維持し、『国家の信用』を守ることは、今を生きる私たちが未来の世代から託された責任だ」と強調し、・・・社会保障制度の持続可能性を高める必要性を指摘する一方、・・・「不断の歳出削減と税外収入の確保に全力で取り組む」方針も示した。
「『何かに挑戦することによるリスク』を恐れるより、『何もしないことのリスク』を恐れなければならない。山積する課題に正面から取り組み、成果を上げていくことが、国難のただ中に生きる日本人が果たすべき歴史的使命だ」と理解を求めた。
(2012年1月1日00時02分 読売新聞)

野田首相は政治課題を政局にしない始めての首相だと思います。 信念を持って演説する。道理と弁舌で党内外を説得し国民の理解と支持を集める。 これこそ政治と言うものです。
今までの政治家は事態を理解し政策は考えてはいるものの政局のため(自身、自派、自分の党のため)まともにものを云う人はいなかった。 結局国民には判りにくい料亭政治になってしまっていたのです。 小沢一郎はその代表的な存在であり未だに大きな勢力を維持しているのは真に問題ですがこれは日本の社会がまだ成熟した民主主義政治体制(個人が独立した市民社会における)になっていない証拠です。
日本の将来を左右する重要な時期に野田さんのような政治家が首相になったのは幸運です。 社会保障・税一体改革にあわせて議員削減もやるそうですからついでに行政改革も全面的に踏み込んでやってほしいと思います。 やっと期待していた政治家が現れたのですから今度は潰さないように国民がしっかりと支持するべきでしょう。