2012年1月3日火曜日

2012 米大統領選挙(4) Iowa Caucus

TVは朝からIowa Caucusの模様を報じている。 小さい州でも1900ほどの選挙区があり学校、教会、図書館、体育館、スタジアム、個人の家でそれぞれCaucus(選挙集会)を開き各候補の代議員が演説して選挙民を勧誘する。 選挙民の間でも誰が良い、誰が悪いと活発な意見が交わされる。 その場で最終A候補からB候補に乗り換えする人も出てくる。 候補者の一方的な演説に終わらず選挙までに数回のディベートを通じてお互いに政策を批判し選挙民も候補者との対話がある。正式な投票用紙はなくそれぞれの選挙区で用意した用紙に候補者名を記入するか人数が少なければ挙手で数える。投票はこのようなプロセスを経て行なわれるので結果は充分納得いくのではないか。 民主主義選挙を徹底するには時間がかかる。
選挙は午後7時に締め切られ開票結果は次々と党本部に集められ発表された。
予想通り始めはRomney, Paul, Santorumのデッドヒートとなり2時間経っても当選確実は報道されない。 82%以降の開票は遅々として進まずRomneyとSantorumが25%ずつで譲らない。 4時間以上経過し開票率99%以上になっても得票差が10票以内で1位と2位がくるくる入れ替わる。一時は一票差でRomney, 最終99.9%でSantorumが4票上回って動かなくなった。 一選挙区で開票トラブルがあったみたいでこれでは明日まで決着が着かないだろう。