アメリカでJuly 4th(独立記念日)といえば花火にきまっている。
たまたまシカゴにいるのでミシガン湖畔で打ち上げられる花火を見に行くことにした。
当日は100万人の人がでかけるというので早めに、大いに早めに郊外の駅から列車に乗った。 シカゴのUnion Stationに着いたのは花火打ち上げ(9時PM)の7時間前。 さぞかし混雑していると思いきや中央コンコースは人影まばら。 地下を通って外に出ると右も左も銀行ばかり。日曜休日とあってすべてのビルが閉館、NYと全く違って人の姿が見えない。 それでも花火会場のミシガン湖をめざして15分ほど歩くと湖畔にはピクニックをかねた家族やカップルの姿がみられほっとする。 花火はMusium ParktとNavy Pierの間の2キロほどの公園のそばの湖上で打ち上げられるが公園は広くNavy Pierの長さも1キロほどあるのでスペースには余裕があり日本やNYのように場所取りをする必要はない。 花火が始まるまでは人々は湖畔で遊んだりPierで食事をしたり思い思いに時間をすごす。 しかし7時ごろになるとさすがに人手も多くなりPierや公園もにぎやかになった。
私たちは大きい人に挟まれて花火が見えないと思いスナックつきのクルーズを予約して湖上から花火をみることにした。 湖上から見ると花火だけでなくダウンタウンの夜景も見ることができると思ったからだ。 湖岸では予想していたような人並みはなく花火を見るには船上で見るのと変わりなくなんだか騙されたようなきがしたが夜景はうつくしかった。
花火は東京やNYとくらべて全く見劣り、逗子で見た花火のほうが盛大とも思えるほどおそまつだった。
帰りはWater Taxiで運河の上をUnion Stationまで回遊したがこれが圧巻。 高層ビル(高級アパート)の明かりのともるパノラマビューのなかをボートで進んで行くと巨大なスクリーンの中に吸い込まれるような錯覚に落ち入った。 ボートが駅に着いたのは列車が出た後で最終便の12:40AMまで2時間も駅で待たねばならなかった。駅と運河の間の広場でワイフと所在なく待っていた時間は半日待っているような気がするほど時間がたつのが遅かった。 帰りは各駅停車。 夜の駅には明かりがなく駅名が見えない。 周りの客に駅名を確かめながら指折り数えて目的の駅に着いた。 夜中の2時だった。