シアトルに来て最初で最大の仕事は家探しだ。 9日午後に不動産ブローカーのDaveと会う。 今年の3月に一度会っているし以前からインターネットでやり取りしていたので気心が知れている。 興味のある家もEmailで知らせて会ったのでそれを含めてHouse Huntingをアレンジしていた。 アポを頼んでいた3軒の家を見て回った。
翌日はDaveが8軒の物件を用意していたが自分の興味のある3軒に絞った。
家のサイズは3Bed Rooms,2&1/2 Bath、Attached Garge, Deck or Patio with Back Yard
(not big size) Year Build 1970-2004, 広さは2000/10000 sftで値段レンジを絞って検索するとあることはあるが気に入った家はなかなか出てこない。 たまにいい家が出てくると大抵すぐに売れてしまう。 自分が本気で買える時期に本当に気に入った家にめぐり合う確率は少ないのである。
場所はシアトルから20マイル程北のEdomonds, Mukilteo, Lynnwoodに決めていたしDaveは私たちの好みを判っていたのでHouse Tourのための選択は比較的楽だった。
最初の家はMukilteoにあるバンガロー風のコンテンポラリー、間取りが変わっていて使い勝手が悪そう。 森のなかにあり背の高い樹木に覆われているので昼でも暗い。 全く好みではなく早急に没。
2番目の家は本命の一つ。Daveがインターネットで100枚の写真を送ってくれていたので大方の様子わかっている。 1987年に建てられ若干古さを感じるものの(古くても古いよさがある)玄関からファミリールーム、キッチンにいたるハードウッド・フロア、 南側の庭とデッキに向いた大きなガラス窓、オープンなレイアウトに開放感がある。 前後の庭はよく手入れされた樹木と植え込みがあり裏庭のデッキから20Mほど離れたところに高さ50メートルはあろうかと思われるアメリカ松(?)の大木が数本ありこの森の景色が谷を挟んで100-200メートル先まで続く。 3ベッドルーム、 2&1/2バスの比較的小さな家だが各部屋ともクリーンでとても気に入った。
普通の不動産屋は格下の物件から見せて後になるほど良くなるように順番を決めて見せるのだがDaveはそんな工作はしない。 効率よく見せるためにドライブ・ルートを決めてその順で見せるという。 彼には親しみはあっても押し付けがましい説明は一切なし。 とても好感が持てる人だ。
3軒目の家は1989年築、見かけはもっと新しく見えるのは玄関から入ったすぐのリビングが大きくて全体がオープンな感じがするからかもしれない。 インターネットやDaveの写真を見てシアトルに来るまではこれが一番気に入っていたが地区全体が新興住宅地、同時に開発された地域なのできれいに見えるが人工的で落ち着きに欠ける。隣近所がすべて同じ感じなのだ。
翌日の4軒目は同じ時期に同じ地域に建てられた家だが一段と大きくよく手入れされていた。 もっともきれいな家だがやはり3番目と同じでしっくりこない。
2日間の6軒を見終わる頃にはわたしの気持ちはほぼ2番目の家に傾いていた。