2010年7月8日木曜日

引越しの旅 (14)

Chicago to Seattle No.4



大陸横断鉄道といっても乗客全員が終点のシアトルまで行くわけではない。 特にSleeper (Compartment)以外の席には途中で降りる人、乗り込んで来る人が半分占める。 平均して乗客率は60%ぐらいだろう。 夏休みなのでキャンプのグループ、 アーミッシュの家族、などグループの客も多い。枕と毛布をもって乗り込んでくる客が多くいるのは夜は冷えることを知ってのことと思われる。 わたしは夏のこととて若干の長袖シャツと綿のパーカーを持ち込んだがこれだけでは寒さをカバーできなかった。 寒さで何度も目を覚ました、というよりも寒さであまり眠れなかった。 

夜が明けても景色は全く変わらずコーン畑に時折菜種畑が延々と続いていた。 2日目の夕方まで山らしい山は見えずただ雲だけがさえぎるものもなく大きく広く見えた。