Chicago to Seattle No.5
旅の楽しさは未経験の経験と見知らぬ人との出会いである。 多くの駅に停車するが殆どの駅では駅舎もなく停車時間が限られているので食事をするのは食堂車に限られる。 夕食は予約が要り3時頃までに係員が予約を取りに回る。 食事時間は約90分。 6時と7時半の2回転。 食堂車は向かい合わせ2人ずつの4人がけのテーブルが通路を挟んで左右にあり大抵はカップルで来るので席に着くとお互いに挨拶をしてよもやま話になる。 アメリカ人は社交上手、話上手だから私たちが心配することはない。 初めの日はシアトル対岸のBain Bridge Islandから来た上品な50前後と思しき夫婦。 シカゴに遊びに行った帰りだった。 ご主人は日本人だったが日本語は一切話さなかった。 翌日はインディアナポリスから来た夫婦でバケーションでシアトルに住む姪御さんに会いに行く途中とか。 列車で旅するカップルは大抵明るく話し好きの人が多い。 長時間同じ席に、または小さな部屋に座っているのだからそんな性格の人同士でないと退屈してしまうだろう。
メニューは限られており一般のアメリカン・メニューで少し割高。 美味しいディナーを期待するのは無理だろう。