2009年9月2日水曜日

衆議院総選挙(4)自民党は

自民党が惨敗して古参議員が大量に落選した。 にもかかわらず比例復活でかなりのベテラン議員が帰り咲いている。 せっかくの新規出直しのいい機会であるにもかかわらず復帰したベテラン議員がまたも党の要職を占めるようなことがあれば自民党は復活再生の大きな機会を逃してしまうことになるだろう。

危惧したようにまたもや森喜朗元首相が再び後継総裁選びのまとめ役をかってかって出ようとしている。 安部ー福田ー麻生と過去3代の総理選びも森元首相がキーパーソンではなかったか。 彼はその責任を負って最初に退陣する人物であるにもかかわらずまた主役を演じようととしている。 人物を見る眼もなくただ自民党派閥の長がその器の中で派閥の論理で総裁選びを取り仕切ろうと画策する。 なくなんとなく派閥(の首領)が合意を形成して押した人が日本の代表・総理大臣に就任する。 こうした党首選び、首相選びのプロセスが自民党をダメにし日本をダメにした原因ではないだろうか。

アメリカの大統領はその地位を降りると同時に政界から引退することになっている。 日本の首相経験者も退任すれば政界を引退することにすれば政界の若返りの加速すると思われるのだが。