2009年9月24日木曜日

鳩山首相 国連デビュー

初めての外交舞台が国連総会という大舞台に立った鳩山首相の演説は内容のあるものにもかかわらず諸外国から特に注目を浴びなかった。 しかし今後国際舞台で活躍を期待させる要素が充分伺われる点には初登板として合格点を上げてもよいのではないか。

まず終始判りやすい英語で演説を通したこと。 安全保障理事会でもイヤホーンをはずして直接オバマ大統領の司会を聴いていたこと。 直接各国首脳とコミュニケーションできるのは基本であり重要な要素である。 政治理念がはっきりしていて会話に熱意が感じられること。 鳩山首相ご夫妻が明るく社交的な性格であることは外国で受け入れやすく個人的な信頼関係を構築する上で役に立つと思われる。

鳩山・オバマ会談は内容的には平凡で外交辞令の域を出ないと思われるが初回から何も突っ込んだ議論をする必要はなくスムーズな顔合わせをすることが目的であっただろう。 重要案件は今後時間をかけて協議すればよい。

昨日の国連演説で注目されたのはリビアのカダフィ大佐が90分、 イランのアフマネディジャド大統領の約3時間(?) もともとまともな演説を期待してはいなかったが我田引水の国連&西欧諸国批判に終始、途中退場する各国代表団も相次ぎ問題解決の糸口、気配さえ見せない後ろ向きの演説でうんざり。 世界は難しいと実感した。

しかし国際政治と外交はすべても国が相手であり選り好みできない。 宗教、政治体制、文化、経済力が異なる国々を相手にして国益を損ねることなく問題を解決し諸外国と友好関係を維持するには余程の外交経験と見識を必要とするだろう。 首相、外相の個人的な資質もさることながら国民が世界の現状を認識し現実的に対処する思考力と行動力を持たねばならないと思った。