2009年9月12日土曜日

衆議院総選挙(6)

新しい政治の芽吹き

総選挙の興奮がさめて2週間がたち民主党新政権の形つくりに関心が集まっている。

総選挙に対する私の期待は「議員の若返り」であったが結果は50%達成といったところである。 民主党では若い議員さんが大量に当選したので90%達成、一方自民党では老若押しなべて大量落選したもののベテラン議員が比例区で復活したので以前にもまして老朽化してしまった。 結果として自民党の再生がいっそう困難になってしまった感がある。 健全な二大政党政治を目指すならば数も年齢もバランスしなければならない。

しかし今回の選挙の総括の中で各地当選者の個人個人のエピソードが伝えられるにつけ日本にも新しい政治の芽吹きが感じられるのはうれしいことだ。

個々の内容は別にして前回郵政改革反対を唱えて自民党からはずされ裸で4年間の地道な活動をへて無所属で出馬、民主党も自民党も破って当選した城内実、 民主党とはいえ名ばかりで党の支援も受けず自力で保守王国の神奈川17区で当選した神山洋介、31歳で逗子の市長になり2期勤めたあと予想通り中央に打って出た神奈川4区の新鋭、長島一由、 巻土従来当選した兵庫6区の市村浩一郎、 すでに知名度は高く毛並みも良い河野太郎は自民党に吹く逆風にも臆せず動ぜず従来の政治姿勢を貫いて当選。 自民党の中では一匹狼。 民主党でも自民党でも かまわない。 国を思う若い人でなければ改革なぞ出来はしない。
彼らに共通しているのはこの国を何とかしなければならないという純粋な政治に対する情熱でありそれを支持した選挙民は候補者と共に今まで遠くにあった国の政治を自ら手にした国民である。 新しい動きが全国にひろがりつつあるのを頼もしく思う。