2008年8月18日月曜日

オリンピック 報道と政治

北京オリンピック なかなか見られない日本の試合

開幕してから1週間たった。 主催国中国とアメリカの活躍が目立つ、金メダルの数は中国、総メタル数はアメリカがリードしている。 ついでロシア、ドイツ、フランス、イタリアとヨーロッパの主要国が続いている。 アジア勢では韓国の活躍がめだっている。 日本は予想どうりというところだろう。
実はこの数字インターネットでUSA Todayから拾ってきたものだ。 アメリカではNBCが放映権を取って報道しているが内容はアメリカのゲームばかりで日本のゲームは殆ど写らない。
Liveの放送はもちろんあるがアメリカの選手が出場しメダルが取れる試合ばかりで柔道にせよ卓球にせよ試合の放映はおろか結果さえも報道されない。 
NBCは民間放送で広告収入でビジネスが成り立っている。 したがって米国で人気のあるスポーツでしかも入賞可能なスポーツを放映して視聴率を稼がねばならないこと理解できるがアメリカは多民族国家で多数のエスニックが母国選手の活躍を見たがっていることもわかってほしい。
結局私は北島選手の100m・200m平泳ぎの優勝は見ることができなかった。

最近のオリンピックは種目が多すぎるので一日24時間報道を続けても全部を放映することは難しいだろう。 世界的にポピュラーでない野球やソフトボール、ハンドボール、毎年4大トーナメントがあるテニスなどははずしたらどうだろう。 
オリンピック委員会は拡大するばかりでなく次回からもう少しコンパクトにすることを考えるべきだ。 
オリンピックが国別対抗戦が原則なのはわかるが今回の中国ようにあまりにも国家が前面に出て国威発揚の場として利用されると純粋にスポーツの祭典とはいえなくなってしまう。


追記: NBCの系列でケーブルTV局、ニュースのMSNBCと経済マーケットニューズのCNBCでもオリンピックを放映していた。 それでも原則はおなじ事、 アメリカ選手が活躍する競技以外はなかなか見られないのである。