2008年5月16日金曜日

地球温暖化と自然大災害

地球温暖化と自然大災害

地球温暖化による気候変動はわれわれが想像している以上のスピードで進んでいる。
2月28日のブログでアメリカの大竜巻のメカニズムと被害について論じたとき今後大きな自然災害が多発するかも知れないことを警告した。 3ヶ月もしないうちにこの予想が当たってしまった
それにしてもこのところアメリカ中部(オクラホマ、ルイジアナ、アーカンソー、ミシシッピ、アラバマ,カンサス、ミズリー)では大型竜巻が立て続けに(ほぼ毎日)発生している。 前線が通るたびに竜巻が発生するのは異常としか言いようがない。  
竜巻は大陸内部で寒冷前線が南下してくるときに南から北上してきた温暖前線に衝突して大気のバランスが崩れ巨大な空気の渦巻きができて発生する。 特に大陸内部では寒暖の差が激しく大きな空気の段差ができて大型の竜巻がとなる。

5月4日にミャンマーを襲ったサイクロン、5月12日に起きた四川省の大地震、アメリカで毎日のように発生している大竜巻、私に言わせればいずれも地球温暖化の影響である。
地球上に大きなエネルギーがたまり過ぎるとサイクロンも台風もハリケーンも大型化する。
海面/海水温が高ければ低気圧がエネルギーを吸収して発達するのだ。 
日本はまだ大型台風で被害を受けていないがこれから台風シーズンに入るので注意が必要だ。

地震も地球温暖化の影響で地表にたまったエネルギーが地中に浸透し地球のプレートが膨張しているためである。 地震も大型化し頻繁に発生するだろう。

地球温暖化は長年の人類の生活から発生した現象(化石燃料を燃やすことによって得た熱エネルギーを利用した生活)であるから対策を打ち出したとしてもすぐに世界中の生活システムを変えるわけには行かないから効果が現れるのは何年も先のことである。 しかも現在はまだ増え続けているのだ。  対策だけでなく早く地球規模で実行しなければ手遅れになる。