2012年12月2日日曜日

党首討論

YOUTUBEで11月29日の党首討論を見た。 形はアメリカの大統領予備選のディベートと全く同じだが、ただ主張するだけの噛み合ない討論になるだろうとあまり期待していなかった。 
民主党・野田首相は自ら解散に追い込まれた立場にもかかわらず現実に基づいた政策と理念を落着いて堂々と主張していたのは彼がこれまでの首相と違って政治家としての信念を持っている人だと思った。 自民党の安倍総裁は舌の回りは悪いが少し想いと言葉だけが先走っているようにみえる。 具体的にどうするかは見えてこない。 公明党, 共産党、社民党、その他の少数政党の党首もさすがに場慣れした人たちばかりで政策をはっきりし述べ予想以上の出来ばえであった。 全体として判りやすい討論会になったと思う。
ただ日本未来の会の嘉田代表は明らかに即席政党、準備不足で質問にまともに答えられずこの場に出てくるには力不足は否めない。 
日本維新の会の石原代表は内容はともかく場所柄をわきまえてしゃべるべきである。個人的な座談ならイザ知らず国民に向かって政党としての政見を発している場であることを自覚してほしい。 さもなくばせっかく勢いを付けて「維新の会」と「太陽の党」が合流した効果が萎んでしまう。
 この討論会だけで結論は出せないが日本未来の会が小沢一郎の隠れ蓑であることがばれてしまえば萎んでしまうだろう。
維新の会の石原さんが云う「小異を捨てて大同(体制刷新)につく」のは正しい主張だからこれが浸透するように党内をまとめ東西で相乗効果を高めてほしい。
まだ投票までに時間があるので  紆余曲折があるだろうが民主党がやや回復し維新の党がじわじわ上がってくるような気がする。 私の希望が多分に入っている筋書きだ。