2009年8月24日月曜日

家を売ります(1)

先週から家を売りに出している。 現在住んでいる家の住易さや環境 はとても気にいっているしどこかに引越しせねばならない特別な理由はない。 「ではどうして?」と聴かれればNJに住んでから20年にもなるし現在の家にも11年住んだ。 「新しい刺激を求めてそろそろ引っ越してもいい時期だ」というのが理由といえば理由になる。 そんな状況だから売れた時が引越し時期である。 このことは2年前から(日本から戻って来たときから)考えていた。

さて家を売るためには不動産業者(Agent-Realtor)を使用するか業者を通さずに自分で売るか(By Owner)2通りの方法がある。 何しろAgent Commissionが通常6%なので$50万の物件であれば$3万ドルと金額がはる。 近頃はインターネットで自分で売る人も増えている。
自分で売ればセーブできるが交渉や手続はすべて自分でしなければならず面倒なのでプロに任せることにした。 しかし過去の経験から私は原則的に不動産屋を信頼していない。
そこでAgentを決める前に少なくとも3社をインタビューすることにした。
インタビューの主題は 
1.いかに価格設定するのか?(高すぎても安過ぎてもいけない) 
2.我が家のセールスポイントはどこか? (不利なところも認識する必要あり)
3.販売力(ノウハウとAgent個人の人柄)

2社は全国ネットの大手(C社、R社) 1社はこの町だけのローカル不動産屋(H社)。 このローカル業者には日本に滞在中の3年間管理を任せていたのではじめはここに任せるつもりでいた。 H社はHandling Commission 3.9%というLow Commissionで売手の興味をそそり多くの物件を集めている。 大手はデータ管理とネットワークを駆使した販売力に強みがある。
私は自分で数社のインターネットを通じ市内にリストアップされている物件を買手の立場で物色してみた。 私が住んでいる地区は殆どがタウンハウスで似たような物件が数多くあるので比較がし易い。 全国的に強くともこの町で弱くては意味がない。 比較検討の結果C社はリスト(売手側Agent), ソールド(買手側Agent)ともトップ、 R社は全国的には強いがローカルではベスト3には入らない。 H社はリストは大手並みに強いがソールド(販売ネットワーク)が弱い。 大手と競争し買手の興味を引くために低価格戦略に徹している。 つまり自分のCommissionを1%犠牲にすることを強調しているが売手にも3%-4%低く価格設定させている。 
急ぐ必要もないので一ヶ月あまりマーケットを見ながら検討した結果C社のTomに任せることにした。 彼は同じCommunityのなかのOne UnitのOwnerでもありRentの管理もしている。
副業でHouse Inspectorもかねているので申し分ない。 いいAgentを見つけてよかったと思っている。 家の売り買いには時間をかけて準備することが大切と思った。