2009年8月13日木曜日

アメリカのスピード(2)

昨日コラムの投稿を長期にわたり休んだ理由に「自分で書くより他人のコラムを読むほうが面白いから」と書いた。 

私が読む日本のメディアは一般ニュースはYomiuri Online、 日本の出来事を知るにはこれだけで充分。
それに日本の諸問題に関する提言を集めたNikkei BP Net それと村上龍が主催するJapan Mail Media(JMM) を読むのが私の日課である。

私が好きなコラムニストは日経BPnetでは田原聡一朗、大前研一、財部誠一の3人
田原さんは朝日TVのサンデープロジェクトでおなじみ、充分な取材をベースに国民の目線(しかしハイレベルで)で鋭く切り込むインタビューは他局のインタビュアーには真似できないセンスがある。 
大前さんは数字を駆使して日本、アメリカ、世界の経済・社会の分析を判りやすく解説、大胆な思考による新しい社会のモデルを提案しておりいつも感心させられる。 若干視点が大きすぎて一般にはピンとこないかもしれない。 
財部さんの評論はビジネスを通じて日本の経済と社会を見ているだけに身近で共感するところが多い。
3人とも将来の日本の国の形を念頭に置きながらさまざまな具体策を提唱をしている。 早く彼らの考えが現実の政治に反映される事を期待している。  

JMMには世界各地からローカルでしかもコスモポリタンな寄稿が集まって面白い. 北京のふるまいよしこ、韓国のアンヨンヒ、ケニアの滝田明日香、デンマークの高田有子、オランダの春具(はる・えれ)、アメリカの冷泉彰彦   

とくに冷泉さんはニュージャージーのプリンストン在住の作家。 住環境が同じで見ているTVもほぼ同じ、アメリカ社会の見方も感じ方も同じなので私の言いたいところ読みやすい言葉でセンスあふれる解説を綴っておられるので同じようなコメントをわざわざ私がすることもない。 (私がコラムの投稿を休んだ一番の理由がここにある。) 職業は作家となっているが本来は政治・社会学者のようで研究のためにプリンストン大学にこられているのかもしれない。 とにかくアメリカの生社会をライブに近い形でコメントが出てくるので事件が起るたびに氏のコラムを読むのが楽しみである。