2008年11月21日金曜日

オバマの組閣作業

オバマ政権の組閣作業がシカゴの本部で進められているがオバマ時期大統領はキャンペーン中から共和党を含めて広く人材を集めると公約しているので各方面にバランスを取った組閣をしなければならず慎重に作業を進めているように思われる。 つまり地域・人種のバランス、女性・マイノリティの登用、選挙で貢献した人達への論功行賞などを考慮しながら人選せねばならない。 それでも連日メディアの情報ではかなり早いスピードで適材をポストにはめ込んでいることが伺われる。 前例のない大問題が山積している状況の中ですぐに仕事が出来てしかも失敗が許されない船出となるので即効性のある人事が行われているように恩う。

中でも重要なのは国務長官と財務長官で国務長官はヒラリー・クリントン上院議員、財務長官は現NY連銀総裁ティモシー・ガイスナーで決まりだろう。 クリントンは民主党の結束と国際関係改善に貢献するネームバリューを持っている。 ガイスナーは現財務長官ポールセンと協力してベアースターンズの救済、リーマンブラザーズの破綻、AIGの救済に直接かかわっており金融危機と大不況を引続き取り扱うには最適人と言えよう。 国防長官は共和党現職のゲイツの留任、国家安全保障省長官にはナポリターノ・アリゾナ州知事(現在直接移民問題に対処している)
 法務長官にはクリントン時代に副長官を務めたホールダー氏、商務長官にはシカゴの実業家。。。いずれも手堅い即戦力の実務家を揃えた。 ヒラリーを除いてまとまりのよいキャビネット・メンバーのように思われる。

一方日本のニュースは政治の混迷をますます深めるような首脳同士の発言にげんなりしてしまう。 麻生首相は思慮の足らない低次元の発言が多く一国の首相としては軽すぎる。 漫画は私的な趣味の範疇にとどめて大所高所からの発言と政局ばかりに振り回されないしっかりしたバックボーンを示してほしいものだ。 一方民主党の小沢代表は誰のための党首なのかさっぱり判らない。 人と話すのは苦手、 重要政治課題を政局の道具にしか見ていない。 健康に重大な問題がある。 これで政治が務まるのか? 彼は政治家と言えるのか? 小沢さんを党首に擁いて何も言わない、何もいえない民主党員はいくじなしばかりではないか。
政治家は年齢制限ではなく経歴制限をして通算15年以上は議員を続けられないことにしてはどうだろう。 一旦外の永田町から出て仕事をしてみれば世間のことがよくわかると思う。