2008年6月5日木曜日

米大統領選挙(その25)Day After

6月4日 Day after Final Primary


全部の予備選が終了してオバマが過半数を獲得し事実上指名を確定にしたあとオバマはヒラリーに非常に友好的で相手をたたえる演説をしたにもかかわらずヒラリーはオバマに祝福のメッセージを送らなかったこと、また自分の進退につき言及せず(負けを認めず)まだキャンペーンを続けるような発言をしたことにつきその夜から翌日午前中までアメリカ中の評論家、識者、すべてのメディアから非難の集中砲火を浴びた。
クリントン陣営は8月の党大会までにスーパーデレゲートを引き込んで大勢をひっくり返そうと画策していたようだが無意味な抵抗、悪あがきとしか見えない姿勢にアメリカ社会が強烈に反発した。 フェアプレイを原則とし戦い終われば握手してすぐに関係を修復するのがアメリカ社会の常識である。

クリントン陣営もさすがにこの四面楚歌の状況を見て昨日午後、今週土曜日(7日)に選挙撤退を発表すると非公式に伝えている。

目前の関心はヒラリーのアナウンスメントと副大統領選択に向けられているが民主党関係者の過半数はヒラリーがランニングメートになる琴をきたいしている。 
オバマは労働者階級、白人女性、高齢者に弱いので彼らを支持層とするヒラリーがエンドーズすればまずオバマ大統領は確実というわけだ。
今水面下でオバマとヒラリーが話しあっていると思われる。

すでに3週間ほど前からオバマは本選モードに入っておりマッケーンもオバマを対象にキャンペーンを続けている。 両者の舌戦がメディアの中心でクリントン関係は何時どのような形で選挙戦撤退をアナウンスするのかの興味だけである。


オバマはGreat Spiritual LeaderでありヒラリーはGreat Operaterであるという。そのとおりである。 でも二人が協力しあってキャビネットがうまく行く可能性は少ないと思う。