2012年5月19日土曜日

ガーデニング(5)

ガーデニングが難しい、大変だと繰り返しているのは愚痴をこぼしているわけではなくむしろそれにのめり込んでいるほうだ。 難しいと思うのは自分が無知、無経験だからであってむしろラーンニング・プロセスを楽しんでいる。 ガーデニングは自然が相手。花樹が相手だからあせっても仕方がないがせっかちな私には相当の辛抱がいる。 それだけにちゃんと手入れすればそれなりにレスポンスがあるので成功すれば達成感があって嬉しい。
水をやりすぎて根ぐされをおこしたり早く植えすぎて生育不良を起こしたり収穫時期を間違えて放置したり失敗が多く歩留まりは悪い。 
自然界は所詮歩留まりの世界で条件が全てOKだとしても成功するとは限らない。可もあり不可もあり、それが自然として付き合うことを覚えただけでもガーデニングをやり始めた甲斐があるというものだ。
だからというわけではないが果樹の手入れは難しく今年は花だけを観賞することにした。
ガーデニングは自然がもつ美しさや厳しさ、芽を出し育つこと(生)や盛りを過ぎて枯れて朽ちること(死)を身をもって教えてくれる。バーチャル世界が万能のような現代で画像と情報は知識を豊富にしてくれるが生きた世界の感覚までは教えてくれない。 子供たちには出来るだけ自然な環境で育ってほしいと思うのはこのためだ。
植えつけた小木(Shrab)と多年草が生長して完成した花壇と庭になるには最低3年から5年はかかるだろう。
楽しみだが気の長い話である。