元のキッチン |
取外し後 |
実際に工事が始まったのは4月30日。 この日はキャビネットや電気製品の取り外しの作業が行なわれる。 同じ時期にNJの長男の家ではバスルームの改造をしていて取り壊しの際の埃で毎日大変だからキッチンの改造はもっと大変だよと電話で話していたのでこの日ばかりは騒音と猛烈な埃を覚悟していた。 キッチンとリビングの間のドアにはテープで目張りした。
背の高い白人と中肉中背のラテン系の男が9時ごろにやってきて作業を始めたが意外と大きな音がしない。1時間ほどでラテン系の男は出てゆき白人の男一人でデモリッシュを進めている。 我々は2階に避難しているのだが静かすぎて仕事をしているのかどうかわからない。
昼すぎに覗いてみると電気製品は取り外されキャビネットの半分もガレージに運ばれていた。 埃は殆ど出ていない。
最も恐れていた騒音は十分の一ぐらい、埃は100分の一ぐらいで拍子抜け。
ラテン系の男は戻らず白人男が一人で物静かに働いていたが驚いたことに夕方には取り壊し全て完了。 一人で大きなキャビネットをはずしレンジやディッシュ・ウオシャーも運び出してしまった。仕事のあとをきれいに掃除し瓦礫もガレージに整理して積んでいる。何事も大雑把で荒いアメリカでこんな丁寧な仕事ぶりがあり得るのかと驚いた。力持ちで静かなる大工さんのニック・ネームはVal(ウェル) ウクライナ人だという。