2011年8月1日月曜日

ディフォールトは避けられた

アメリカ議会の予算審議は予定どうり(と私は見ている)期限ぎりぎりで決着が着いた。
金も力もある人が自ら債務不履行を実行して資産も名誉も捨てるわけがない。 政治はパワー・ゲームであるけれど学識と経験が豊富なアメリカの議員さんたちが自分たちのこだわりだけで元も子もなくしてしまうことはあり得ない。 
歳出のシーリングの引き上げや予算カットもいずれもやらざるを得ない重大事項。 ぎりぎりまではげしい議論を重ねて結局落ち着くところに落ち着く。 これぞ国家の重要案件を議論する民主主義のお手本みたいなもの。 これをメディアが一部始終報道するから国民は自然と啓蒙される。 アメリカはフィードバックする力が強いので落ちそうでなかなか落ちないのというのが私の観測。 
日本に一番欠けているのは本格的な審議と実行のスピードです。