2011年8月17日水曜日

北電原発再開

今日のニュースに「北海道電力が原発の営業運転を再開」 「原発推進派のささやかな勝利」との見出し(Wall Street,Japan)がある。 この見出しが気に入らない。
原発推進派の全員がは全ての原発を今すぐ再開せよというのでもなく原発反対派が全ての原発を今すぐ停止しろといっているわけでもない。
口火を切ったのは高橋北海道知事で現実(試験運転中というが100%操業している)を公式に追認しただけで今の状態を無言で黙認しているほうが無責任ではないだろうか。
日本ではすぐにAll or Nothingの議論になってしまうのがよくない。
原発の問題は推進派または反対派が勝った負けたの話ではなく現状を踏まえた上で将来原発をどう取り扱うのかを深めていく議論を重ねていかねばならない。
メディアもこのベースをわきまえて記事を書くべきだ。
高橋知事が経済産業省出身だから推進派ときめつけて推進派の勝利というのはいささか胆略しすぎではないか。
ちなみに私は運転可能な原発は全て再開。 代替エネルギーの供給増加に伴って原発を減らして行けばよいと思っている。