2011年3月19日土曜日

原子炉事故と公表の仕方

原子力発電所の事故についての政府の発表にもどかしさを感じているのは私だけではあるまい。 その理由の一つは発表するのが官房長官であって原子炉、原子力発電の専門家でないということ。 情報は正確でなければならないが専門、詳細すぎて国民に判りにくいということではいけない。 情報の発表は専門家が一般国民にわかるよう噛み砕いて発表すべきであり政治家はその情報に基づいて対策をたて国民を安心、安全を与えればよい。要するに国民が知りたいことを迅速に判りやすく伝えるのが政府の役割だろう。 形だけの政治主導はかえって混乱を招く。 

政府は国民がパニックに落ちらないように慎重に報道しているのはよく判る。 時には発表を急がず小出しにしてインパクトを和らげることが必要かもしれない。
現状にあっては枝野官房長官はベストとはいえないが最大限よくやっていると思う。