2009年2月15日日曜日

GMー破産以外道はなし

GMとクライスラーの再建計画提出期限が火曜日に迫っているが肝心のUAWが退職者のベネフィット削減提案を拒否して交渉が行き詰っている。

アメリカ国民は会社の内部事情に精通しており倒産すれば大量の失業者を放出しさらに経済が悪化することは認識しながらもBail Outには批判的である。
車は高い買物であり毎日使用、命を預けている。 経営が危機に瀕している会社が作っている車をいくら値引きしたからといって喜んで買うだろうか。 事実両社の車の販売は月ごとに下降線をたどっておりBail Out Planが通過したとしてしても顧客を取り戻すのは難しいのではないか。

冒頭のニュースに対して国民の反応は90%以上が破綻やむなし、いやむしろ当然と見ており最大の救済策(?)はChapter 11 (会社更生法)だとしているから遅かれ早かれ手続きが取られるだろう。 

Economy Stimulus Packageは昨日議会を通過しオバマ大統領に提出された。 大統領は火曜日にサインし早急に実施に移そうとしている。 しかし自動車産業に関する限り国民に見放されて実効は期待できず大金の無駄遣いに終わる可能性が高い。 不況の対策は出ても実態経済はまだまだ底は見えずむしろこれからもっと深刻化するかもしれない。