2009年2月18日水曜日

学級委員長のない小学校

日経BPNetのコラムより
「学級委員長」の復活と本当の平等
ー記者は小学校教育のあり方にベーシックな疑問を投げかけているー

Quote
[鳥取県の公立小学校で20年ぶりに「学級委員長」が復活するらしい。]
[asahi.com の報道によれば「学校現場の『平等主義』」の例として、徒競走や学芸会が伝えられているし、J-CAST でも「全員が同時にゴールできるように」とあるのだ。]
[学芸会では主役は交代で…….]
Unquote

私が小学校を卒業したのは半世紀以上前、子供は海外で教育を受けたので日本の小学校で学級委員長がないことを知らなかった。 しかもそれが『平等主義』というれっきとした思想に基づいていることを。

最近の日本の政治の世界を見ればリーダーシップがなく政治が混迷を続けているのは誰もが知っている。
国民の大半は豊富な情報を持っており政治や社会に対する批判力も旺盛だ。しかし誰もリスクを負って行動しようとする人はない。
国際的な組織のトップにたって活躍できるひとは緒方貞子さん以来見かけない。 

このコラムを読んで日本社会のリーダーシップ不足はこんなところに原因があったのかと改めて日本の教育のゆがみを認識した。
人間は3人以上集まれば自然にリーダーが出来てしまう。 そのリーダーの良し悪しとグループメンバーの結束によってそのグループ(社会)の優劣が決まってゆくのです。 所詮人間は動物同様競争社会で暮らさねばならない。 しかし人間は個人にせよ社会にせよ国にせよそれぞれの個性や文化がある。 そんな相違を認識し尊重しながら生活する。 それが社会性というものでしょう。 特に小学校ではそれを教えなければならないと思います。