2008年10月8日水曜日

米大統領選挙(44) 第2回ディベート

2回目のディベートがテネシー州ナッシュビルで行われた。 オバマのリードが広かる中マッケーンとしてはこの機会に挽回しなければ逆転はますます難しくなる。
今回のディベートは聴衆からの質問に答えるタウンミーティング形式で行われ今最も重要かつ緊急を要する経済危機とイラク・アフガニスタン問題に的が絞られたので双方の議論がかみ合って最も良いディベートであったと思う。
マッケーンはタウンミーティングでの議論を得意としており昨夜も今までとは違って迫力があった。 しかし過去の実績や政界での経験の深さを強調するばかりでにポリシーの具体性に欠け、将来の展望と期待、説得力という点でははるかにオバマに及ばなかった。 
マッケーンは陰でありオバマは陽である。 オバマには期待と希望がある。 ケネディにせよクリントンにせよ若い候補は未経験・未知数といわれながらも国民に希望を持たせることによって大統領になった。 各地の集会でもオバマの聴衆は笑顔が絶えない。 一方マッケーンの聴衆は固い。 
モメンタムは完全にオバマに傾きNational Poll(オバマ48-マッケーン44)もこれを証明している。 Key Swing Statesである次の5州でもオバマが追いつき追い越した。 Ohio(オバマ50-マッケーン47) N. Carolina(オバマ49-マッケーン49) Florida(オバマ48-マッケーン46) Missouri(オバマ48-マッケーン47) Colorado(オバマ44-マッケーン44) 
わたしはもう勝負あったと見ている。