2012年10月3日水曜日

第一回大統領選ディベート

第一回ディベート
オバマ対ロムニーの最初のディベートが行われた。
全般に盛り上がらない大統領選だがこのディベートだけは国民の多くが関心を寄せている。 終盤にきてオバマに大きく水をあけられているロムニーが挽回できる唯一のチャンスだからだ。
過去の大統領選挙でもディベートにおける返答エラーや失言で失速した候補者がいる。 それだけディベートの影響は大きい。 オバマ大統領はもともとブレない性格の人で頭の回転も早いので突っ込まれて答えに窮することはないと思うがロムニー陣営は必死に切り崩しにかかるだろうからホットなディベートになるだろうと期待していた。

今回の論点は経済(雇用)、財政(予算と税率)と医療保険改革に絞られたのでオバマにとっては冒頭から現状批判を受けざるを得ず不利な立場であった。オバマは終始防戦に追われいつになく歯切れがわるかった。 一方ロムニーは終始落ち着きエキサイトせず笑顔を絶やさなかった。今までにロムニーのイメージとは全く違い風格さえ感じさせる。ディベートでも現状をベースにオバマの政策を冷静に追求し相対的に自分の政策を持ち上げ国民の期待を背負うかのようにディベートをリードした。
今日のディベートでのロムニーの勝利は疑う余地がない。 すべての政治評論家はロムニーに軍配を上げている。これを裏付けるように終了直後のCNNの調査では67-25でロムニーが勝ったとの結果が出ている。いままで大差が着いていた好感度までロムニーがリードした。
結果としてディベート第一戦でロムニーは大逆転を果たしたのである。
明日の 全国調査の結果が待たれる。


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