2012年10月18日木曜日

第二回大統領選ディベート


二回目のディベートは政策論争に全く新しい論点はなく(私の個人的興味もなかった)オバマが前回の敗北をどの程度挽回できるかが焦点であった。 実際にオバマは前回と打って変わって攻勢に出て厳しい口調でロムニーの政策の矛盾点(政策と減税がバランスしていない)をつきマサチューセッツ州知事時代の政策と今回の遊説の内容に相違点があるのを取り上げて一貫性がないことを訴えていたが所詮パフォーマンスに過ぎずいくら言葉で頑張ってみても大統領としての過去4年の数字(実績)をかえることはできず苦戦に変わりはない。
ロムニーは執拗に過去の数字を取り上げてこれ以上オバマ政権を続けることはできないと訴えるが自分はビジネスで成功したからというだけで具体的な政策は見えてこない。
双方とも重箱の隅を突っつくような仔細な揚げ足取りに終始してまるで品のない口喧嘩を長時間聴かされているようでうんざりした。
双方減点だが表面的には41対40ぐらいでオバマの勝ち、 総合して引き分け。
ただししばらく時間が経って熟考するようになればオバマの不利な点が浮き彫りになって逆評価になるのではないか。
オバマ大統領が大きな理想と政治理念をかかげて登場し今もこれに向かって進もうとしているが如何せん、国民の大半は「明日の飯」の心配が先で長期的な個人の投資(教育)や国家のあり方を考える余裕はないというのが実状
日本も同じことで民主主義のディレンマである。