2012年10月11日木曜日
副大統領ディベート
バイデン副大統領と共和党のライアン副大統領候補のディベートは政治の超ベテランと新鋭の対決。 内容よりもどのようなやりとりになるか興味深かった。
なぜなら10月4日に行われた一回目のオバマとロムビーのディベートでオバマ完敗という背景があってバイデンとしては是が非でも挽回しなければならない立場にあったからだ。 しかしオバマと同様の現政府の当事者として内外の状況はバイデンにとっては不利以外のなにものでもない。 失業率は若干改善されたとはいえ(7.8%)依然として高止まり。 イラクとアフガニスタンはテロが治まらずリビアでは米大使が襲撃を受け暗殺される。 テロとの戦いに一向改善がみられない限り何を言っても言い訳になる。
バイデンはディベートとしてはよく頑張ったと思うが挽回を意識してか必要以上に 攻撃的で 若いライアンに対して軽くみるような態度であった。これが視聴者には傲慢に映った。一方ライアンはバイデンの攻撃に臆せず数字をあげて現状を歯切れよく批判し説得力があった。 いくらベテランでも若さと勢いには勝てない見本のようなもの。
私の採点で内容も好感度も55 vs 45でライアンの勝利であった。
潮目は共和党に傾いている。