2011年12月20日火曜日

「結婚しない」は問題だ

日本の独身男性(25歳ー34歳)で彼女なしが60パーセントを超えるという。 女性は少し数字が低いが基本的には同じこと。 この状態では結婚に至るチャンスが低くなって当然だ。
恋愛を望まない男女はまずいない。 恋愛が必ずしも結婚に結びつかないとしても結婚率が極端に低いとなると個人よりも社会全体に問題があると思われる。
私は経済的見地から(出生率を上げるために)結婚する人が多くなることを望んではいないが若者の過半数が「結婚しない」「結婚できない」というのは健全な社会ではない。

低結婚率の原因の一つは結婚がお互いの自由を束縛するというネガティブな意識が一般化しているからではないか。 経済的には共同生活ができればセーブになるはず。 経済的に苦しくなるというのは利己的な考えがベースにあり建設的な未来像を持っていない証拠。 収入は一人分よりも二人合わせればより大きな可能性があるはず。結婚は一人ひとりの生活が二人の共同生活になるという現実でありまたスタート地点である。恋愛の続きではなく二人チームの未来へのチャレンジでありお互いの補完効果を発揮すれば今までしない楽しみと幸せが待っているはずだ。 しかし人生に保証がないと同様、結婚にも保証はない。すべからくリスクを覚悟で事を始めなければ何事も前に進まないのである。

スタート時点で世間的な常識や条件に捉われてはいけない。 たとえば「男性が女性を養はなければいけない。」ということはではない。 全て二人の自由である。

「自分のライフスタイルで独身を通す」といった結婚しない積極的な理由があればそれはそれで尊重されるべきである。 悪いことではない。 しかし結婚願望がありながら30代半ばまで「結婚できない」というのは本人にも社会にも問題ありと見る。
就活は時間制限があり雇用者側に主導権があるので本人の思うようにはいかないが婚活は時間制限がなく主導権は自分にある。 しかしじっくりと自分と現実を見ることが必要だ。
・ 一般的な友達関係として男女の交際範囲を広げること。(すぐに恋愛/結婚に結び付けないこと)
・ 他人(の交際)と比較しないこと。(周りは関係ない)
・自分のライフスタイルを見極め似通った相手をさがすこと.
特に親は上記をよく認識して大人になった子どもに干渉してはならない。子供を早く結婚させたければ自分たちの結婚生活を幸せモデルにすればよい。 そして子供を自由にすることだ。 
恋愛や結婚に勝ち負けはない。 メディアの情報に踊らされてはいけない。 自分の幸せは自分で定義しそれに近づくべく努力しておれば幸せは向こうからやって来る。 他人と比較していてはいつまで経っても幸せはこないだろう。 ヒマラヤの小国ブータンは国是として国民の幸福度の向上をあげている。 経済的にはどの国にも及ばないとしても幸福だと感じている国民は日本よりはるかに多い。 個人の幸福感と結婚の確率は比例しているように思われる。
一般的に悲観主義の傾向が強い日本だからマスコミには 人々の気持ちを明るし前向きに生活するできるような記事掲載、編集を望みたい。


iPadから送信