Yomiuari Onlineでは
「歌手の近藤真彦(47)が22日、首相官邸を訪れ、仙台市が行っている中国からのジャイアントパンダ誘致活動について、子どもたちの署名を野田首相(54)に手渡した・・・・
この日、野田首相は、同動物園の遠藤源一郎園長に「週末に中国に行くので、話をまとめたい」と話した。野田首相は25日に訪中。胡錦濤国家主席や温家宝首相と会談し、中国からのパンダ貸し出しが正式合意する。貸し出しは、国交正常化を来年に控え、日中友好のシンボルにもしたい考えでもある。仙台市の奥山恵美子市長は「子どもたちに素晴らしいお年玉になるように願っている」と話している。」
12月25日NHK Radio Newsでは
宮城県女川第二小学校では生徒の8割が家を流され多くの生徒が思い出の写真を失ったという。 それを聴いた徳島県の徳島商業高校の生徒たちは女川小学校のデジタルカメラに残された5000枚のデータから来年卒業する生徒のためにアルバム作りを申し出た。 12月25日に25人の生徒が18時間かかって女川に到着データを集め始めた。
同じ被災地の子供たちへの支援ではあるがパンダの借受は首脳外交に便乗した安易な政府と地方の政治パフォーマンスのような気がする。 そもそもパンダ外交など使い古された手法であって最早感動を呼び起こすものではないだろう。
動物保護、絶滅種保存の観点からもそろそろパンダの借受はやめようではないか。 むしろパンダの保護に資金と研究者を提供する提案をしてもらいたい。
一方徳島商業高校の支援活動はそこでしか出来ない新鮮なアイデアであって受け取る生徒たちにとって貴重な記録、一生の思い出となるだろう。
素晴らしい活動だと思う。