2011年12月22日木曜日

独裁国家は面白くない漫画である

独裁国家は面白くない漫画である

北朝鮮の金正日が亡くなった。 ニュースが国営放送で世界中に流されたて以降国家をあげての追悼の行事がおこなわれている。 全てが筋書きどうりに進んていてまるで国をあげての追悼劇を演じているようだ。 共産党幹部、軍人も一般市民も慈悲深い将軍様の逝去を悲しんで号泣している様子がテレビの映像に映し出されているがどうみても本当に泣いているようには見えない。 泣き声は簡単に出せるが涙を出すのは簡単ではない。 市民の顔に涙はなくむしろ笑っているように見える。 後継者の金正恩は無表情でシナリオ通りにアナウンスし行動する。 一挙一頭足に解説がつく 。 まるでロボットかアニメのようだ。
現在のような情報社会でいかに北朝鮮が情報コントロールしようとも国民にはある程度の外部情報が伝わっているはず。 しかし食糧難にさらされている北朝鮮の国民に反旗をひるがえすようなエネルギーはないだろう。
残念なことに中国も韓国ももしかしてアメリカでさえも現状が大きく動くことを望んでいないように見える。 各国とも国内の政治的経済的苦境から脱出することで精一杯。 良きにつけ悪しきにつけ混乱を望んでいない。 身内の韓国でさえ国民は殊更に冷静でまるで他人ごとのようだ。
もっと残念なことは日本がどう考えどう動こうとしているのかさっぱり判らないことである。



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