2011年8月31日水曜日

夏が来ずに夏が終わる

夏が来ないで待つが終わろうとしている。 今年25℃(77F)を越えたのは2日ほどしかない。 しかも午後の数時間だけで夕方になればすぐに20℃(68F)以下になってしまう。 それも8月20を過ぎた頃でそれまでは日中でも肌寒いことが多かった。 裏庭に植えたトマトやキュウリも生育が悪く収穫できるかどうか判らない。 トマトは少し色付いたが直径2cmもなくこれ以上大きくなるかどうか疑問である。 作物の生育には水と太陽だけでは不十分で適当に温度が上がらないと成熟しない。 これは我家(70th、Lynnwood)のことでシアトル市内とは温度がかなり異なるのは最近知った。 
シアトルのあるPuget Soundという入海は水温が低くて海の近くはいつも寒い。 我家は海岸から直線距離で200mは離れたいるが海の冷たい空気が谷沿いに這い上がってくるのでいつも冷気を感じる。 海から2マイル(3.4km)ほど離れたところには車で3-4分ぐらいしかかからないが通常2-3℃、激しいときは5℃ほど我家と比べて温度が高い。夏の朝の気温は平均12-13℃、午後の最高気温が22-23℃であり、 場所によって温度差は5-7℃あるので人々の服装もまちまち。 朝早い人は冬の装いで出かけるだろうし午後に出かける人は夏の装いだ。 街では冬服も夏服も常にミックス。 服装で季節感はない。 上は長袖パーカー、下はショートパンツにサンダル、靴下履きというシアトルスタイルもこれで納得がいく。

2011年8月21日日曜日

一難去ってまた一難

M. Beaverはネットで包んだ石ころに忌避剤を振り掛けたものを穴に詰め込んでからもう出てこなくなった。 その後モグラが裏庭の芝生に穴をあけ土のマウンドを作っているので薬剤とSonic Repellentを併用して一時は忌避に成功したと思っていた。 
始めは西隣の裏庭が被害を被っていてSonic Repellentを設置してから穴を見なくなったので成功したと思っていたが我家に引越したようで我家の裏庭にマウンドができた。 隣が使っているSonic Repellentと忌避剤を併用して撃退したが今度は表にでてきた。 表にもSonic Repellentを設置したら今度は東隣に集中してマウンドができた。 モグラたたきとはこのことかと思ったが今日は自分の家Sonic Repellentのわずか30cmのところにマウンドができたのを見てがっかり。
西隣がモグラ退治の特効薬はないといっていたが残念ながらそのようである。

2011年8月18日木曜日

犯人が判った

夏の初めにAsterを捲いた。 一週間ほどで発芽したが2-3日後のある朝突然全部消えてしまった。 朝顔も種をまき(10粒)これも全部芽が出て5cmほど伸び4枚ほど葉が付いたところで何者かが毎日一本づつ食ってしまったのである。 裏庭の芝生と花壇にはいつも鳥が来ていたので犯人はこの鳥だと思っていた。
ところがある朝芝生の若葉にナメクジが付いていたのでひっくり返してみると芝生の芽を食んでいた。 早速ナメクジを疑ってWebで調べるとナメクジは夜行性で花や野菜の若葉を食することが判った。 また高温多湿を好むので夏場になり湿気の多いところに集まるらしい。 私が花の種を蒔いたり朝顔を植えたときは朝夕水をまいた。 ナメクジには最適の環境になたわけだ。 だから庭の端や花壇によくナメクジが出てきたのである。 しかも美味しい若葉が出てくるとあればナメクジは出てこないはずがない。
早速Hardware StoreでSnuggs & Snails Repellentを買い周辺に散布した。 これはナメクジを誘引して食べれば枯れ死させる粒状の薬剤である。 おかげで数日でナメクジは姿を消した。

2011年8月17日水曜日

北電原発再開

今日のニュースに「北海道電力が原発の営業運転を再開」 「原発推進派のささやかな勝利」との見出し(Wall Street,Japan)がある。 この見出しが気に入らない。
原発推進派の全員がは全ての原発を今すぐ再開せよというのでもなく原発反対派が全ての原発を今すぐ停止しろといっているわけでもない。
口火を切ったのは高橋北海道知事で現実(試験運転中というが100%操業している)を公式に追認しただけで今の状態を無言で黙認しているほうが無責任ではないだろうか。
日本ではすぐにAll or Nothingの議論になってしまうのがよくない。
原発の問題は推進派または反対派が勝った負けたの話ではなく現状を踏まえた上で将来原発をどう取り扱うのかを深めていく議論を重ねていかねばならない。
メディアもこのベースをわきまえて記事を書くべきだ。
高橋知事が経済産業省出身だから推進派ときめつけて推進派の勝利というのはいささか胆略しすぎではないか。
ちなみに私は運転可能な原発は全て再開。 代替エネルギーの供給増加に伴って原発を減らして行けばよいと思っている。

2011年8月13日土曜日

Victoria、Canada

Anacortes(WA)からFerryにのり2時間半でVictoria、Canadaに着く。 Ferryは
車ごとは込んでくれるから運転するものは楽である。
VictoriaはBritish Columbia州の州都で英国植民地時代からの長い歴史があるので街や人々にはすこし英国の風情が感じられる。 アメリカとは何か違うと感じるのは気のせいではあるまい。 Anacortes 、WAでFerry を待つ多くの車


大小170の島があるPuget Soundの狭い海峡をFerryが行く。


途中でSan Juan Island(WA, USA)のFriday Harborに立寄る。


Friday HarborでFerryに乗りこむ車



Victoria, Canada, BC Parlament Bldg.前の公園で。


Parlament Bilg.の2階から。


公園の花々、 我家のLandscapingの参考にする。
Inner Harbor、Victoriaから出港するWhale Watching観光船



Sidney, BCからAnacortes, WAに行くFerry


Ferryの船内、ゆっくりくつろいで景色を眺める広さ。


夕日に映える海面。 内海だから池のように穏やかで並が殆どない。

夕暮れの海を眺める乗客。 寒いので冬のコートを着ている人が多い。


日が沈むと反対側の東の空に満月が懸かっていた。 

2011年8月9日火曜日

モグラのお出まし





Mountain Beaverを撃退してやれやれと思う間もなく今度はモグラが芝生の端に土のマウンドをつくり始めた。 モグラの被害は隣の芝生で充分観察済み。 緑の芝生の中に茶色のマウンドができるのは芝生が傷むうえ見栄えが悪い。 モグラも退治は難しいらしいがまずはモグラ用のSonic Repellentを付け(本来はモグラ用)その上に忌避剤をまく。 効果の程は次回のお楽しみ。

Mountain Beaver (4)

7月26日にMountain Beaver 撃退の最後の仕掛けについて書き込んだ。
それから2週間Mountain Beaverの姿を見かけることもなく穴の近くに足跡を見ることもなくなった。 5回目に新たな手段で撃退に成功した。
今までの方法とは異なってナイロン製のネットと新たな忌避剤を使用。 まず石ころにこれを吹き付けてナイロンネットを穴の入口に広げ穴に少し押し込む。 石ころをその中に詰め込んで徐々に奥に押し込んでいく。その上に土石を詰めて踏み固める。 こうすればM. Beaverはまずネット越しに鼻で石ころにコンタクトせねばならない。 ネットで多数の大きめの石が詰め込んであるので土石を少しづつ穴の外に運び出すことはできないというものだ。 
となりのジャックさん(同じくM. Beaver に悩まされている)にも教えてあげよう。


2011年8月7日日曜日

米国国債格下げ

米国国債格付けのAAAからの引下げは単にドルの信用問題だけでなく(これだけでも大変なことだが)アメリカの凋落の象徴的なできごとである。
とにかく発表のタイミングも悪い。 ぎりぎりまで決着がつかなかった米議会での歳出削減問題が一段落した直後の発表で米国経済の先行き不安を追認する形となった。  遠因は妥協の姿勢を見せないTea Partyにある。 
しかしドルの信用問題は今に始まったことではなくアメリカの双子の赤字が限りなく続いていることより折に触れ危惧されていた。 いよいよオオカミがやって来たということか。
ベルリンの壁の崩壊以降も政治的にはアメリカの単独覇権は続いていたけれども経済的には1980年台から地盤低下が始まっていた。 電気製品に見られるごとくMade in USAは20年前から姿を消していた。 象徴的なのが自動車で2009年トヨタの販売台数がGMを抜いてトップに躍り出たこと。 会社内容は云うまでもなく赤字続きでとっくに優良会社の看板ははずれていたとしてもついに破綻、GM神話も崩壊してしまった。 残っているのは航空機産業だけだがこれも最新鋭旅客機のB787は日米共同開発といい。 三菱重工や川崎重工の協力なくしては開発不可能だったかもしてない。
米国国債格下げの影響は国内的にも国際的にも複雑で且つ長期間に及ぶ問題であろう。
とりあえず週明けの株式市場は大きな波乱が予想されるが暴落することは間違いないと思われる。 問題はその後の収束の仕方による。 80年前とは時代が異なり世界も賢明になっている。 大恐慌にはならないことを祈るが当分社会は不安から逃れることはできないだろう。

2011年8月1日月曜日

ディフォールトは避けられた

アメリカ議会の予算審議は予定どうり(と私は見ている)期限ぎりぎりで決着が着いた。
金も力もある人が自ら債務不履行を実行して資産も名誉も捨てるわけがない。 政治はパワー・ゲームであるけれど学識と経験が豊富なアメリカの議員さんたちが自分たちのこだわりだけで元も子もなくしてしまうことはあり得ない。 
歳出のシーリングの引き上げや予算カットもいずれもやらざるを得ない重大事項。 ぎりぎりまではげしい議論を重ねて結局落ち着くところに落ち着く。 これぞ国家の重要案件を議論する民主主義のお手本みたいなもの。 これをメディアが一部始終報道するから国民は自然と啓蒙される。 アメリカはフィードバックする力が強いので落ちそうでなかなか落ちないのというのが私の観測。 
日本に一番欠けているのは本格的な審議と実行のスピードです。