2010年1月14日木曜日

ハイチ大地震

カリブ海の島国配置で12日午後4時53分マグニチュード7.0の大地震が発生した。
ほぼ40時間経過した現在でも詳しい被害状況はつかめていない。 TVの映像では被害の大きさが尋常ではないことがわかる。 
ただアメリカ政府の反応はすばやかった。 オバマ大統領は12時間も立たぬ間に全面的な救援活動を約束。 アジアに外遊中のクリントン国務長官もハワイで日本の岡田外相と歓談したあと急遽その他のアジア諸国とオーストラリア訪問を取りやめ帰国の途に着いた。 同時にオーストラリア訪問の予定だったゲーツ国防長官も訪問を取りやめ帰国の途に着いた。
ハイチはマイアミから飛行機で1時間以内で行けるいわばアメリカの庭先である。 しかも数年前のクーデターをアメリカが覆して民主政権を支持したばかり。 アメリカ軍を中心とした国連平和維持軍も駐屯、アメリカ人居住者も多い。(45,000人) またアメリカ国内にはNYを中心にハイチ系住民が多数居住している。 ハイチの一大事はアメリカの準国内問題としてとらえられ手もおかしくない。
報道によると時間が経つにつれて被害状況が明らかになってきているが死者の数が10万人を越える可能性もあるというからインドネシア沖津波被害と同じ規模の災害になることは間違いなさそう。
今日の朝のニュースの見出しはInternational Race to teescue Haitiとあり国際救援活動がすぐさま動き出したことがわかる。 アメリカが12時間以内に空母インビンシブルを派遣13日から救援活動に入っているし各州ごとにも救援隊と物資を送っている。 アメリカの緊急時のすばやい行動力とシステマチックな動きはいつも感心させられる。
注目すべきは中国で14日朝にはすでに救援隊を送り込んだ。 中国は先年重慶大地震を経験したばかり。 当時国際救援活動を拒否して一時期国際的に評判を落としたが日本を含めた諸外国の救援活動で被災者地震は大いに助けられたはず。 中国は国際世論を意識していち早く救援隊を送ったのかも知れないがいずれにせよ迅速な活動が望まれるときだけに評価されてもいいだろう。 旧宗主国フランスもすでに到着している。 
一方日本のメディアは地震の発生を伝えるのみで詳しい報道と日本の対応のニュースは一切なし。 相変わらず民主党小沢幹事長の政治資金問題ばかり。 有罪であろうがなかろうがこのての政治家は早く消えてもらわねばならないだろう。