2012年9月18日火曜日

オレゴン紀行(4)Bonneville Dam


Bonneville Locks and Dam

Colombia River Gorge (コロンビア河渓谷)はカスケード山脈を割って東西に走る約100kmにわたる大渓谷。 ここにコロンビア河が流れている。1934年以来この渓谷に10個のダムと二つの発電所が建設され今も送電を続けている。 これはルーズベルトが1934年に大統領に就任すると同時に大恐慌から脱出するために従来計画されていた建設計画を国家プロジェクトとして一気に実施したものでフーバーダムと同根である。大量の失業者を救済し集まった多数の労働者相手のビジネスが繁盛、大不況を克服するのに多いに役立った。
発電所敷地内の展示館には1933年に 選挙演説に訪れたルーズベルト、技術者や労働者の写真が展示してあり壮大な建設に対する熱気と歓喜が伝わってきて感動せずにはいられない。 以来80年間クリーンエネルギーを送り続けている。
まさに不況対策とエコエネルギー対策の歴史見本みたいなものでふといまの日本にも適したプロジェクトではないかと思ったりした。


Bonneville Dam 発電所

発電所内部

 
   サケが遡上するために設けられた水路