2012年9月4日火曜日

民主党大会始まる

ノースカロライナ州シャーロットで民主党大会が始まった。
初日はKey Note Speakerのジュリアン・カステロ サンアントニオ市長とミッシェル・オバマ大統領夫人の演説が注目された。
ジュリアン・カステロはメキシコ移民の三世で貧困家庭の出身ながらスタンフォード大学、ハーバード・ロースクール出身の俊才、36才で全米10大都市であるテキサス州サンアントニオの市長になった。 ラテン系の人物がこの若さで党大会の基調演説を行うのは始めてで大統領選挙のキーと云われているラテン系票を意識した抜擢であることは確かだが(共和党もマルコ・ルビオ上院議員(ラテン系)を基調演説に登用した) それを抜きにしても彼の演説は素晴らしかった。自分の家族の履歴、自分の生い立ちをベースに教育の重要性、家庭の教育に対する情熱の必要性を説きそのシンボルとしてオバマ大統領にむすびつけた。
ラテン系のみならず今だに移民の多いこの国のマイノリティに勇気と希望を与えたことは確かである。 この若きリーダーの演説は2004年上院議員に成り立てで基調演説を行ったバラク・オバマを思い出させた。 民主党のホープとして躍り出た感じがする。
さて真打ちミッシェル夫人はピンクの袖なしワンピースで登場。 年齢を感じさせない健康美あふれる見事なスタイルはスーパーモデルもかなわない。演壇は一気に華やぎウエルカムの歓声に包まれ拍手が鳴り止まない。ファーストレディとしてのこの4年間の地道な活動は人々の信頼を勝ち取り自分の自信となって現れている。4年前の選挙演説に比べてこの人は成長していると分かるから不思議だ。
演説は自分の育った家庭、結婚当初のオバマから執務が終わってからのホワイトハウスでの家庭の団欒。いかなる困難な時期にあっても落着いて変わらぬバラクオバマは「忍耐、聡明、勇気、品格」にあふれる人物だと愛と信頼を込めた口調で熱く語った。 二人が貧しい時もホワイトハウスに入ってからも変わらぬ真摯な生活ぶりと二人の娘さんたちを大事にする愛と教育はこの人が語れば全米の母親が、親たちが共鳴する。 すべての子供たちがいい教育を受けるチャンスを、将来に希望が持てるような社会を創るのが我々の、そして政府の役目だと自然に主張している。 そしてそれをリードするのはオバマだと。
この人の演説は願望ではない。リアルストーリーなのだ。オバマに対する愛を込めた演説は政治的演説よりも遥かに訴える力を持つ。 そして人々の心を打つ。 
TVキャスターはもとより共和党よりの評論家さえ絶賛する素晴らしい演説で感動せずにはいられなかった。