2011年1月8日土曜日

日本の政治の柔軟性

最近家の内でも外でもあまり政治のに関わることを話ししなくなった。 日本の政治がお粗末でコメントする気にならないが政治に関心が無くなったわけではない。 むしろ日米問わず政治を心配している。アメリカも日本もこの半世紀で最も困難に時代にあり諸問題の解決は容易ではない。 オバマ大統領や菅首相の思惑どうりに世の中は動いてくれない。
私がアメリカの政治に興味を持ったのはアメリカに住んでいるからではない。 日本の政治を考える上でアメリカの民主主義、国民の政治意識と政治家の姿勢が大変参考になるからである。
民主主義の基本は自由な発言と他人の意見を聴く事。 少数意見を忖度、最終的には多数決で決まるがそれまでに歩み寄りの努力をしなければならない。
日本の政治にはそれが見られない。 全く柔軟性が無い。 その原因の最たるものが党議拘束である。 国会議員は各党に所属してはいるがそれ以前にここの意見を持った独立した個人であり各選挙区の代表である。 同じ党の議員ならすべて同じ意見を持っているとは限らない。
議員は個人としては政治家としてのビジョンと素晴らしい資質を持っている人が大半だと思う。 然るに党となると全く話にならない。 だから政治が硬直化して国が前に進まないのだと思う。 もし党議拘束をはずして個人投票にすれば国民の意見、意図するところが議会に反映されるのではなかろうか。