2010年9月28日火曜日

安い電気代

初めて電気代の請求書を受け取った。 7月26日(入居日)から9月21日の58日間の約2ヶ月で$56.51(税込み)で想像していたよりはるかに安かった。 夏は涼しいので冷房が要らない(冷房設備がない)のが主な理由だがニュージャージーでは真夏は冷房が回りっぱなしだったのでピークの7月-8月は電気代が$200近くになった。 ここでは月$30程度だから大幅なセーブになる。
単位あたりのコストを比較するとWAの単価は$0.0838KWHでNJが$0.1863であるからWAは半分以下である。 Daveの話によるとWAは水力発電が主力であるので電気代は安いそうだ。 
請求書の一番下の欄に面白いデータが載っていた。 請求書にある時期の
昨年の平均最高気温73F(C22.8度)平均最低気温56度(C13.3度)
今年の平均最高気温68F(C20.0度)平均最低気温54度(C12.2度)
今年がいかに冷夏であったかの証拠である。

2010年9月24日金曜日

Chittenden Locks

シアトルの観光スポットのひとつにChittenden Locksという水門がある。 シアトルのすぐ北にあるLake Union と太平洋を結ぶ運河に建設された水門で現在はU. A. Armyの管轄下にある。 ここを管理するColonel の公邸(Private)周囲の公園と隣接する小さな植物園は1-2時間ほどの散歩には最適だ。
鮭が太平洋からLake Unionを経て生まれ故郷の川に遡上できるように運河のそばに鮭専用の水路が設けられており上から鮭を見ることができる。 私が行ったときは鮭の遡上は見られなかった。 

運河を通る大型レジャーボート。 これからハワイに行くそうだ。

鮭遡上のための水路

植物園の花々。 シアトルではいつまでも花がさいているので花暦は当たらない。





2010年9月13日月曜日

Lynnwood Spring Water




いつもよく通る道164th St.の傍にいつも車が止まっているスポットがあり人が並んでいるので好奇心から覗いて見ると太い水道パイプからポリ容器や大型の給水バケツをもって水汲みの順番をまっている人でいっぱい。 昔懐かしい田舎での水汲み場の風景を思い起こした。
ここはLynnwood Spring Waterといって天然の湧き水が24時間2つのパイプから滔々と湧き出している。 Lynnwood市が定期的に検査しているので水質と衛生的には全く問題ない。 私も試しに一ガロンボトルに汲んで飲んで見たが水道水の臭みがなく特に味はなくてもやさしい水の感じがする。 最近は病みつきになって週2回最低3本(3ガロン)汲でくることになってしまった。
ブログによると20-25年水汲みに通っている人もいるという。 しかも30km離れたまちから。 駐車場8台が限度だがとにかく人が絶えることがなく一人で10ガロン以上も汲む人が大勢いるので時間がかかる。 4人以上いる場合は諦めてUターンして帰る。
昔ならどこにでもある井戸水だろうが最近は水をボトルにつめるだけでが大きなビジネスになっている。 たかが一本1ドルの水だけどフリーでいくらでも汲めるとなると大変得をしたような気分になる。


2010年9月10日金曜日

Groceries & Farmers' Market

Edomonds Farmers' Market
Cherry の最盛期

            Peach も美味しい時期
         Everett Market の花屋  一束$5.00
         Edomonds Market で買った屋外用椅子

シアトルを選んだ理由の一つに食べ物が美味しいと聴いたからでる。 しかし観光や1週間滞在したぐらいでは確かめることが難しい。 特にワイフはいいグローサリーがあることが絶対の条件であった。 これは3月に来たときにチェック済みでPCC(生産者直結のCoop)値段はやや高めだが野菜も魚も品質抜群、次はおなじみの全国版Organic Grocery Trader Joe's 値段が抜群に安い。 それにローカルのGrocery QFC の3軒でほぼ99%まかなえる。 その上お米と日本食、オリエンタル食材を求めるなら韓国マーケットのH-MartやCentral Marketに行けば我々がほしいものは100%調達可能だ。
これで食生活には困らないどころか充分満足していたがその上にほぼ毎日近郊のどこかでFarmers' Marketがある。 近いところでは水曜日-Mukilteo, 土曜日-Edomonds, 日曜日-Everettと車で15分以内で行けるので週に一回は上記のどこかで買物をする。 農家や漁師がその日の朝早く収穫したものを売っているので美味しくないはずがない。 特に果物は新鮮さを保ちながら100%完熟した状態だから今まで味わったことがないほど美味しいのである。 テントの数は50-60あり野菜、果物、魚のほか、手芸品、木工品、写真・フレームなど歩くだけでも楽しめる。 先日デッキ用の木製組椅子を2つ買った。 色とデザインがよく白いデッキによく似合う。 
今までのベスト3は 1.車えびの塩ゆで、(塩加減が抜群、最近は子持ちエビ 家に持ち帰り殻を手でむきそのまま食べる) 2.レイニア・チェリー (しっかり甘いが甘さが上品、肉厚で口したときの食感に豊かさを感じる)3.天然アサリ (最近見たことがない身のしまり具合、酒蒸、すまし汁、スバゲッティ・ボンゴレにして食べる)美味しさを言葉で表現するのは真にむずかしい。 
Farmers' Market はショッピング以上の楽しさがある。





2010年9月9日木曜日

変わりやすい天気(予報)

シアトルの天気予報だけ見ていれば「また今日も雨だ」と思うほど毎日雨マークがついている。 しかし私が心配していた雨(の量)が続くようだと洪水にならざるを得ないのだが実際は午前中にシャワー(時雨)があるぐらいで雨量としても1mm(推定)ぐらいだろう。 いわゆるよいお湿り程度で午後には青空が広がり気温が上昇するので草花や樹木の生育には理想的な環境である。 花の開花時期はNJとは違うし色鮮やかでとても長持ちする。 NJも比較的雨量の多い地域なので大きな樹木が育つのだがこの地域のDagulus fir (米松)は50-60mまで聳えカリフォルニアのメタセコイアについで背の高い樹だそうだ。 しかしシアトルの年間降雨量はNYの降雨量より少ないという。 「シアトルは雨」という一般的な印象は夏が短く9月半ばから翌年5月まで殆ど晴れ間がない天気予報のせいだと思われる。 今日までまだ2ヶ月の生活だが一日12時間以上雨が降ったのは1日しかない。 これから本格的に雨期に入るがこのようなパターンが続くと有難いのだが。
ワシントン州の天気はアラスカと北太平洋の動きに大いに影響される。 アラスカの寒気団が南下すると一挙に寒くなる。 今はサテライトの働きで逐一地球規模の天気が読めそうなものだがここの天気予報はしばしばはずれる。 はずれる場合はたいてい部分的にも晴れになるのでとてもうれしい。 
家から1kmにHigh Schoolがあるが朝の登校時は気温が12-3度Cなのでみんなパーカーや冬のジャケットを着込んでいるが3時以降下校時になり太陽が顔を出していると(でも気温は15ー16度)男子は上半身裸かTシャツ一枚、女子もカミソールになって歩いている。 ここでは太陽は貴重なのだ。
高校生でなくても一般的に上半身ジャンパーかパーカー/アノラック、下はショートパンツにサンダル(ただし靴下を履いている)といういでたちをよく見かけるがこれがシアトル・スタイルといわれている?ものなのか????

2010年9月8日水曜日

変わりやすい天気と温度

シアトルに到着したのは7月8日夏の盛りであった。 日差しがきつく30度は越えているかと思ったが実際は27度前後。 暑いと思いながらもNJほど汗をかかない。 夕方食事をするために昼間の格好でホテルを出ようとすると肌寒い。 慌てて薄手の長袖シャツを取りに入る。 朝方は15度前後になるのでさすがに寒く感じられる。

自分の家に住み始めたのが8月2日。 リンウッド市、シアトルの北30kmの海岸に近い高台で海の影響を受けやすい。 土地の人の話では今年の夏はもっとも寒い夏であるらしい。 7月から8月初旬、朝の温度が13-15度C。霧が多く朝の間は曇り空。 正午ごろにようやく晴れて20度Cに上がる。一番暑くなるのが午後5時から6時にかけて26-27度になる。 朝が寒いだけに夕方は余計に暑く感じられる。 午後7時を過ぎれば急に冷え込み20度を割ってしまう。 気温の変化に弱い私は1日3-4回着替えなければならない。 朝は冬服、昼は春服、夕方に夏着、夜は秋服。 なんとも面倒なことだ。 
8月半ばからは朝夕暖房を入れている。 そうでないと寒さを我慢できない。 

また車で内陸(といっても4-5分)に走れば普通で2-3度Cの差がある。 8月14日はシアトルに来てからもっとも暑い日だった。 予報でも30度Cを越えることになっていた。 ショッピングに行ったMIll Creek(10kmほど東ー内陸)からの帰り、午後4時ごろ車のデジタル温度表示は92度F(33度C)だった。 5分ほど東に走りHwy5を越えるところで90度F(32度)、それから3分ほどでHWY99にヒットするがそこで88度(31度)まで下がった。 そこから家までわずか1.5マイル(3.3km)だが1分から30秒ごとに1度ずつ温度が下がり家に着いた時は81度(27度C)になっていた。 信じられないが家の中に入るとひんやりしている。 冷房はないので人工的に冷やしているわけはない。 家の温度計は78度(26度)であった。

この話をアメリカ人にしてもなかなか信じてもらえない。 でも契約時にInspection にきたアメリカ人はこの家はどうしてこんなに涼しいのかと首をかしげていたし隣のトムさんもここはとても涼しいとこだと云っていた。 

私の推測では内陸が暑ければ海風が吹く。 外洋(太平洋)の海水温度(寒流)は61度で冷たく、リンウッド市の西はPuget Soundという長く切れ込んだ入海に面している。 入海の温度はもっと冷たく57-8度。その先はオリンピック半島とWhidbey Islandの間の海峡が太平洋に向かって開けており西風をさえぎるものがない。 風は海岸から南西の谷間を通って吹き上げてくる。 海岸からは500mほど離れているので塩の匂いこそしないが米松の林とブラックベリーの茂みを抜けてくる海風は温まる間はなく冷蔵庫のドアを開けたときのような冷気をそのまま家に持ってくると考えている。

気温が60度F(15-6度C)の時は内陸との気温差はあまりない。 さて冬場はどうなるのか? 理屈では内陸へ入るほど寒くなり海岸沿いは比較的暖かいはずである。 

ビーバーとモグラ

隣に住むトムはリタイアした70前後と思しき男性。 顔を合わすたびに話をするがあちらは20年以上ここに住むベテランで新参ものの私にはいろいろ教えてもらうことが多い。
昨日は家の周りを掃除していたが全面的にフェンスがないので隣との境界線が判りにくにので聴いてみた。  特に前庭のドライブウエイの間にある芝生と植込み、松の木がどちらに属するのか判らない。 彼自身も境界線ははっきりしないが自分側は手入れをしたり花を植えたりしているという。 結局境界線にこだわらずきれいにしようということになった。 
ついでに彼の庭を見せてもらった。 デッキから下は階段状に3段の花壇になっておりメープルや芍薬など観賞用植物のほか最下段はダリアの花壇になっていた。 我が家と違って米松の大木は一本もなくデッキと花壇の後ろは谷に向かって大きく開けておりわずか4-5メートル離れているだけでこれほど景色が違うものだと驚いた。 多くの鳥が飛び交うのを見ることができ時折アメリカンイーグルも見れるという。
デッキの下の道に大きな穴が開いているのはマウンテン・ビーバーの穴だといい花や樹木をかじり家にダメッジがあると大変だからといって大型のネズミ捕りのようなトラップをしかけていた。 年間4-5匹かかるという。 当方にもやってくるはずだというがまだ見たことはないし穴も開いていない。 反対側の隣家の庭は我家からよく見えるがモグラの穴があちこちに見える。 3週間ほど前にご主人が穴をふさいでいたがその後すぐに4-5個の穴ができてしまった。 きれいに手入れした芝生の中に円錐形の土の盛り上がりができるのですぐにわかる。 孫とおもちゃでモグラたたきはやったことはあるが現実に見たのは初めて「モグラたたき」とはこのことだとへんな納得をした。 幸いこれも我家には見当たらないが早晩やってくるのではないかと不安顔で我家の芝生をみつめている。