隣町のエドモンドは海沿いの人口40000の美しい町である。対岸はBain Bridge IslandやWeddbey Islandなどの島が並びその向こうには万年雪をかぶった国立公園のOlympic Mountains が見える。 まさに絵になる景色が町全体にある。 そのせいか多くの画家や写真家、彫刻家が住み毎年5月末にはEdomonds Jazz Connection Festivalがあり
Edmonds Arts Fairが開催され近郊から多くの人が集まり賑わう。
今年は9月20−21日にEdomonds Art Studio Tourと称して26件のアトリエ、画廊が一斉にオープンして作品を公開し即売するイベントが開かれた。 普段はあまり絵画や彫刻に興味がない私だが彼らの作品を見ることもさることながら普段は知ることのない芸術家と話せる滅多とない機会でもあり彼らのの生活を垣間見ることもできるので回ってみることにした。
ほとんどのアトリエは車で10分以内にあり物理的には2日間で回ることもできるが実際は半分も見ることができなかった。その中で気に入ったスタジオの数件を紹介しよう。
Heaather Mcgilvray Studio (草木染め)
自ら織るシルクスクリーンに草木染めしたもの。 アメリカには似合わないシックな色調、何処か日本の着物織物に似ていると思ったらやはり参考にしていると。 アトリエの周りはイングリッシュ・ガーデン風の庭園で数え切れない植物が植えられていて染料の草木はすべてそこから取るそうだ。
彼女はバージニア大学とワシントン大学で研究した博士号を持つ数学者。 織物も自分でデザインし織機も自分で設計し特注したという。趣味だけではなかなかここまではできない。
アメリカでは全く畑違いの仕事を二刀流でこなしている人がかなりいる。
ご主人はボーイング社に務める航空エンジニアだという。
長いシルクスクリーンのスカーフを3枚と夕焼けの海岸を織り込んだ額入りを一つ購入した。
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