2013年8月7日水曜日

バースディ・パーティ

ハナは8月初めの私の誕生日に一緒にバースディ・パーティをするのを楽しみにしていた。バーバ(おばーちゃん)やママと一緒にケーキを作り部屋を飾り付けトランプマジックを披露するのである。(トランプマジックは友達から習ったものを実演するため昨夜も練習したらしい)
ママの方針でプランを自分で考える。できるだけ手作りする。色紙をいろんな形に切り抜き等間隔にひもに通してシャンデリアから部屋の壁まで引っ張る。ハナのセンスを表すように華やいだ色つかいのデコレーションが部屋を飾った。
7つのフルーツ・カップケーキの上にロウソクが灯されハッピー・バースディの歌声が終わるとともに私はロウソクを吹き消した。 色紙で作った花束をくれた。

ハナ「ジージは何歳になるの?」
バーバ「72歳よ」
ハナ「じゃーもうすぐお空の遠いところに飛んでいっちゃうの?」
バーバ「????」
ハナ「だって沢山齢をとるともうすぐ死んじゃうということでしょう。 死んじゃったらお空の向こうの遠いところへ飛んでいっちゃうのよ」
大変明確な論理でした。後はみんなで大笑い。 

ハナから透明で明るい生死感を教えられて不思議な感動を覚えました。
ハナは一昨年春に家内の実父が93歳でなくなったときママがそのように説明していたのを覚えていたのでした。