2012年2月16日木曜日

教育の目的は(2)

アメリカ人は束縛を嫌います。 教育でも選択の自由を求めるので各州、各学区によってカリキュラムも違うし休日さえも違います。 
それでも初期の教育では共通するところがありアメリカ社会で生き抜くための基礎的な能力の養成が目的だと云う事です。

1番目は体力です。 体を鍛えることは西洋人の本能ともいえるほど重視しています。 だからスポーツが盛んで3歳からサッカーチームに入ったり空手道場に通う子供が多いのです。 小学校以上になると夏スポーツ(野球、水泳etc.)と冬スポーツ(サッカー、バスケットボール、フットボール、アイスホッケーet.)両方をこなしている子供が多くいます。 究極はBo JacksonやDion Sandersのように野球とFootball両方でトップ・プロとして活躍する選手が出てきたりします。 肉体美は成績優秀と同様に自慢できることなのです。 裸を誇示す性癖はこんなところから来ていると思います。

2番目は自己表現能力と社交性です。
アメリカ合衆国はその名の通り多民族の集まりです。 言語と文化の違う人々が混ざり合って平和に暮らすにはお互いのコミュニケーションと理解が必要です。 黙っていては判らないし相手に押し切られてしまいます。 競争を勝ち抜くためには自己主張をせねばなりません。また受け入れてもらうには相手のこともよく聴いて受け入れる寛容さが必要です。 これが民主主義の原則でそうでなければこの国は成立しないのです。
話し方(自己表現)の訓練は保育園(3歳)から始まります。 ”Show & Tell” と言って何かを持っていってそれをもとにみんなの前でスピーチします。 これは論理立ててしゃべる訓練にもなります。
アメリカ人がおしゃべり上手なのは子供のときから反復して練習しているからです。

3番目は創造力です。
個人の秀でた能力を大切にします。 出る釘は打たずに伸ばします。 たとえ小さなことでも得意な事は褒めて学習意欲を継続させます。 そうしているうちに本当の興味が沸いてきて本格的に取り組むようになるのではないでしょうか。 天才君は他の分野ではバカ(みたいに無関心)が多いのですがそんなことは関係なく尊敬され専門分野に進むことができます。 そのうちの一人の天才が素晴らしい発明や発見をして文明を進化させ人類に恩恵をもたらしているのです。 だから天才を育てるのは社会のためでありまた我々の義務であり教育の目的であると思うのです。 

上記3点はアメリカの強さの根源であり世界に通用する強さです。 同時に日本の教育に求められる重要なポイントであると思います。